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DJX 関連フィールドの詳細な動作について

技術情報(FAQs)


質問

Tivoli Directory Integrator などの Lotus Notes/Domino 外部ディレクトリ管理ツールから、Domino ディレクトリ日本語拡張 (Domino Japanese eXtension、以下 DJX) のユーザー管理を行う場合、どのようなフィールドを設定すればよいのでしょうか。

回答

はじめに
本文書は、Domino ディレクトリ日本語拡張 (Domino Japanese eXtension、以下 DJX) の関連フィールドを Lotus Notes/Domino の外部ツールを用いて設定し、DJX メールや DJX Lotus iNotes などを使用する場合の関連フィールドの設定について記述したものです。対象となるバージョンは Lotus Notes/Domino 8.5 以降です。Lotus Notes/Domino 8.0.x 以前のバージョンは対象外となります。また、本文書は Lotus Notes/Domino 8.5.1 時点の仕様を元に記述しています。Lotus Notes/Domino 8.5 には後述の関連フィールドのチェックエージェントが含まれていません。また、今後のバージョンで仕様が変更される場合もあるため、ご使用になるバージョンに対して情報が更新されていないか、ご確認いただいた上でご使用下さい。関連の情報は Lotus Notes/Domino 8.5 日本語版に含まれている『日本語環境設定ガイド』(jconfr85.nsf) にも記述されているため、そちらも併せてご参照ください。


DJX 関連フィールドとは
まず、DJX 関連フィールドについて記述します。関連フィールドには、Lotus Notes/Domino にユーザー登録する上で必須とされているものと、DJX メールアプリケーションを使用する際にだけ必要となるものの、大きく分けて 2 種類があります。まず、Lotus Notes/Domino を使用する上で、ユーザー登録に必須とされるフィールドは、すべてユーザーに関する情報です。すべての情報が Domino ディレクトリのユーザー文書に格納されます。これらは Notes C API や LotusScript などの特定のインターフェースからの処理が必要です。用いるツールが Lotus Notes/Domino に正しく対応している場合、ツールが提供する方法でそれらの設定を行ってください。次に、DJX を使用するためには、それら必須のフィールドと併せて、部署、役職や日本語名に関する複数のフィールドを設定する必要があります。それらのフィールドについて、以下に記述していきます。


DJX 関連フィールドの格納先
DJX 関連フィールドの格納先は Domino ディレクトリ と DJX 管理データベースです。Domino ディレクトリには、DJX アプリケーションから使用するすべてのデータが格納されます。また、DJX 管理データベースは、DJX で部署、役職、グループの処理を行う際の、元となるデータの格納先となります。部署、役職、グループ選択に関する情報は、それぞれ部署マスター、役職マスター、グループ選択マスターという形で DJX 管理データベースに保存されます。

DJX のセットアップ時には、これらのマスターは作成されていないため、最初にマスターを作成する作業が必要です。社内でこれらの情報が変更されたときは、各マスターを更新することで対応します。ユーザーに部署や役職を割り当てたり、部署によるグループ文書を作成したい場合、この情報は必ず設定しなくてはなりません。マスターに存在しない部署や役職を割り当てることはできません。

一方、ユーザーに関する情報とグループに関する情報は、Domino ディレクトリにユーザー文書、グループ文書として保存されています。DJX は、ユーザー情報、グループ情報としては DJX 管理ツールや DJX 管理データベース内にはこれらの情報を持たず、Domino ディレクトリのユーザー文書とグループ文書をそのまま利用します。ユーザーを新規登録するときや登録内容を変更するときは、DJX 管理ツールからユーザーに対するリクエストを作成し、実行することで対応します。

本文書では、これらの中から Domino ディレクトリのユーザー文書とグループ文書に格納される関連フィールドについて、その詳細を記述します。DJX メールや DJX Lotus iNotes を使用するにあたっては、DJX 管理データベースの情報は一切参照されないため、ここでは記述しません。DJX 管理データベースは、DJX 管理ツールを用いてユーザー登録を行う際に、部署や役職の情報を取得、管理するために用いられます。そのため外部ツールよりユーザー文書、グループ文書に DJX 関連情報を設定する場合、DJX 関連データベースに情報を設定する必要はありません。ただし、部署と部署 ID、役職と役職 ID の紐付けは一対である必要があるため、それらの管理は任意の方法で独自に行ってください。また、外部ディレクトリ管理ツールと DJX 管理ツールの併用はサポートされないため、注意してください。

DJX 管理データベースと Domino ディレクトリに格納される情報


Lotus Notes/Domino 外からの DJX フィールドの追加
DJX メールや Lotus iNotes を使用する際には、Domino ディレクトリに保存された関連フィールドが必須となります。DJX 管理データベースに保存される関連フィールドは、DJX 管理ツールで部署、役職、グループ等の管理を行う際には必要となりますが、Lotus Notes/Domino 外のツールからユーザー管理を行う場合は必要ありません。そのため、以下に Domino ディレクトリに保存する必要のある DJX 関連フィールドについて、各々の必須要件などの詳細を記述します。外部ツールから DJX のユーザーデータ管理を行うにあたっては、この要件にしたがって各フィールドを保存してください。以下に記述していますが、部署と部署 ID、役職と役職 ID は、一対である必要がありますが、それら ID の管理については本文書の対象外とします。


DJX 関連フィールドの詳細
DJX 関連の個々のフィールドについて、詳細な設定条件を以下にまとめます。


DJX 関連ユーザー情報
Domino ディレクトリのユーザー文書に格納されるフィールドのうち、DJX 関連のフィールドについて、以下に列記します。個々のツールで提供されている方法でユーザー登録を行い、以下のフィールドも併せてツールごとの適切な方法で設定してください。ここに列記した以外のユーザー文書に格納される各フィールドについては、Lotus Notes/Domino の仕様にそって処理を行ってください。

項目
フィールド名
データタイプ
説明
設定条件
設定要件
別名 AltFullName 文字 ユーザーの別名 Shift JIS 漢字コード文字のうち、全角で表現できる文字が使用できます。半角英数字、半角カナ、全角スペースは含まれません。日本語ユーザー名は、姓と名の間に半角スペースを一つ入れて設定して下さい。Windows などで採用されている補助漢字などを使用することができますが、この場合、補助漢字をサポートしていないプラットフォームでは文字化けすることがあります。 ・ 必須 (DJX を使用しない場合は必須ではありませんが、DJX を使用する場合は指定する必要があります)
別名言語 AltFullNameLanguage 文字 ユーザーの別名言語 ユーザーの別名を指定する場合、必須となります。DJX で用いる別名には、"ja" を指定してください。 ・ 必須
よみがな AltFullNameSort 文字 よみがな ユーザー名のよみがなをひらがなで入力してください。DJX では姓と名の間は、半角スペースを入れる決まりとなっています。よみがなとして使用できる文字は、ひらがなと全角数字のみです。 ・ オプション
所属部署
第 1 階層名
Level0 文字 所属部署の 1 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[1-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 2 階層名
Level1 文字 所属部署の 2 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[2-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 3 階層名
Level2 文字 所属部署の 3 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[3-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 4 階層名
Level3 文字 所属部署の 4 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[4-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 5 階層名
Level4 文字 所属部署の 5 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[5-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 6 階層名
Level5 文字 所属部署の 6 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level6 が設定されている場合は必須
所属部署
第 7 階層名
Level6 文字 所属部署の 7 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
所属部署 ID LEVELORDER 文字 所属部署の並び順のための全階層を連結した ID 所属部署の並び順を決定する 3 桁ごとの英数字を連結したものです。設定する所属部署の全階層の部署 ID を連結したものを入力してください。部署名と部署 ID は、一対である必要があります。同じ部署のユーザーに対しては、すべて同じ部署 ID を設定して下さい。 ・ Level0 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 1 階層名
Level0_1 文字 兼任部署 1 の 1 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[1-6]_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 2 階層名
Level1_1 文字 兼任部署 1 の 2 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[2-6]_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 3 階層名
Level2_1 文字 兼任部署 1 の 3 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[3-6]_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 4 階層名
Level3_1 文字 兼任部署 1 の 4 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[4-6]_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 5 階層名
Level4_1 文字 兼任部署 1 の 5 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[5-6]_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 6 階層名
Level5_1 文字 兼任部署 1 の 6 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level6_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 1
第 7 階層名
Level6_1 文字 兼任部署 1 の 7 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
兼任部署 1 ID LEVELORDER_1 文字 兼任部署 1 の並び順のための全階層を連結した ID 兼任部署 1 の並び順を決定する 3 桁ごとの英数字を連結したものです。設定する兼任部署 1 の全階層の部署 ID を連結したものを入力してください。部署名と部署 ID は、一対である必要があります。同じ部署のユーザーに対しては、すべて同じ部署 ID を設定して下さい。 ・ Level0_1 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 1 階層名
Level0_2 文字 兼任部署 2 の 1 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[1-6]_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 2 階層名
Level1_2 文字 兼任部署 2 の 2 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[2-6]_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 3 階層名
Level2_2 文字 兼任部署 2 の 3 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[3-6]_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 4 階層名
Level3_2 文字 兼任部署 2 の 4 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[4-6]_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 5 階層名
Level4_2 文字 兼任部署 2 の 5 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[5-6]_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 6 階層名
Level5_2 文字 兼任部署 2 の 6 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level6_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 2
第 7 階層名
Level6_2 文字 兼任部署 2 の 7 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
兼任部署 2 ID LEVELORDER_2 文字 兼任部署 2 の並び順のための全階層を連結した ID 兼任部署 2の並び順を決定する 3桁ごとの英数字を連結したものです。設定する兼任部署 2の全階層の部署 ID を連結したものを入力してください。部署名と部署 ID は、一対である必要があります。同じ部署のユーザーに対しては、すべて同じ部署 ID を設定して下さい。 ・ Level0_2 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 1 階層名
Level0_3 文字 兼任部署 3 の 1 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[1-6]_3 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 2 階層名
Level1_3 文字 兼任部署 3 の 2 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[2-6]_3 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 3 階層名
Level2_3 文字 兼任部署 3 の 3 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[3-6]_3 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 4 階層名
Level3_3 文字 兼任部署 3 の 4 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[4-6]_3 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 5 階層名
Level4_3 文字 兼任部署 3 の 5 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[5-6]_3 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 6 階層名
Level5_3 文字 兼任部署 3 の 6 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level6_3 が設定されている場合は必須
兼任部署 3
第 7 階層名
Level6_3 文字 兼任部署 3 の 7 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
兼任部署 3 ID LEVELORDER_3 文字 兼任部署 3 の並び順のための全階層を連結した ID 兼任部署 3 の並び順を決定する 3 桁ごとの英数字を連結したものです。設定する兼任部署 3 の全階層の部署 ID を連結したものを入力してください。部署名と部署 ID は、一対である必要があります。同じ部署のユーザーに対しては、すべて同じ部署 ID を設定して下さい。 ・ オプション
・ Level0_3 が設定されている場合は必須
役職名 JobTitle 文字 役職名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
役職 ID (特殊加工後) PersonalID 数値 特殊加工を行った並び順のための役職 ID フィールドのデータタイプが数値であるため、アルファベットを含めて指定する役職 ID をそのまま割り当てることができません。そのため、特殊な処理を行った数値を入力します。特殊処理のルールについては、後述の「役職 ID の特殊処理について」を参照してください。役職名と役職 ID は、一対である必要があります。同じ役職のユーザーに対しては、すべて同じ役職 ID を設定して下さい。 ・ JobTitle が設定されている場合は必須


役職 ID の特殊処理について

DJX 管理ツール上では、役職 ID は半角のアルファベットと数字からなる 3 文字で設定しなければなりません。並び順は数字からアルファベットの順に、"0123456789ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ" の順となります。アルファベットの大文字と小文字は区別されません。しかし、Domino ディレクトリのユーザー文書に保存されるときには、その値を数値で表す必要があります。これは、役職 ID を保存する先のフィールド "PersonalID" が数値フィールドであるため、アルファベットをそのまま保存することができないためです。そこで、DJX ではアルファベットと数字の 3 桁で入力された役職 ID を 36 進数の数値として扱い、さらに特殊な処理を行って数値化したものを、ユーザー文書の "PersonalID" フィールドに保存しています。行っている特殊処理の手順は以下の通りです。

1. アルファベットと数字からなる役職 ID の大きな桁側から初めに現れるアルファベット文字以降の桁を、すべて "9" に置換します。

例)
  ABC -> 999
  0T6 -> 099
  09A -> 099
  8GK -> 899
  15U -> 159
  A34 -> 999

2. アルファベットと数字からなる役職 ID を 36 進数として扱い、その数値を 10 進数に変換します。変換式は以下の通りです。

(3 桁目の文字が並び順で何番目か) * 36^2 + (2 桁目の文字が並び順で何番目か) * 36 + (1 桁目の文字が並び順で何番目か)

並び順を数える際は、始まりを "0" として数えてください。例えば 36 進数 "ABC" を 10 進数に変換するときは、"A" は 10 番目、"B" は 11 番目、"C" は 12 番目の並び順となります。そのため変換式は、

(10 * 36 * 36) + (11 * 36) + 12 = 12960 + 396 + 12 = 13368

となり、"ABC" の変換後の 10 進数は "13368" となります。また、ここでは次の処理のために、8 桁に満たない場合は上位の桁に "0" を入力して、桁数を 8 桁に揃えます。よって、"ABC" のここでの変換後の値は以下のようになります。

  "ABC" -> "00013368"

3. 最後に 1 と 2 の結果を小数点を挟んで連結し、"PersonalID" フィールドに保存する値を作成します。1 の結果を整数部、2 の結果を小数点以下に入力します。当初 "ABC" で登録される役職 ID は、最終的には "999.00013368" となります。

例)
  008 -> 008.00000008
  00B -> 009.00000011
  00Z -> 009.00000035
  061 -> 061.00000217
  0A1 -> 099.00000361
  0CI -> 099.00000450
  111 -> 111.00001333
  ZZZ -> 999.00046655

この役職 ID の特殊な変換は、8.5 においてアルファベットによる役職 ID の指定を可能とするにあたり、8.5 より前の既存の環境との下位互換性のために導入されました。Lotus Notes/Domino 8.0.x や 7.0.x においては、このような特殊な変換は行っていません。


DJX 関連グループ情報
Domino ディレクトリのグループ文書に格納されるフィールドのうち、DJX 関連のフィールドについて、以下に列記します。以下のフィールドを適切な方法で設定することで、DJX アプリケーションでのグループの使用が可能となります。ここに列記した以外のグループ文書に格納される各フィールドについては、Lotus Notes/Domino 本体の仕様に則って処理を行ってください。

項目
フィールド名
データタイプ
説明
設定条件
設定要件
所属部署
第 1 階層名
Level0 文字 所属部署の 1 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[1-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 2 階層名
Level1 文字 所属部署の 2 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[2-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 3 階層名
Level2 文字 所属部署の 3 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[3-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 4 階層名
Level3 文字 所属部署の 4 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[4-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 5 階層名
Level4 文字 所属部署の 5 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level[5-6] が設定されている場合は必須
所属部署
第 6 階層名
Level5 文字 所属部署の 6 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
・ Level6 が設定されている場合は必須
所属部署
第 7 階層名
Level6 文字 所属部署の 7 階層目の部署名 英数字、ひらがな、カタカナ、漢字が使えます。最大 32 文字まで使用できます。 ・ オプション
所属部署 ID LEVELORDER 文字 並び順のための所属部署の全階層を連結した ID 所属部署の並び順を決定する 3桁ごとの英数字を連結したものです。設定する所属部署の全階層の部署 ID を連結したものを入力してください。部署名と部署 ID は、一対である必要があります。同じ部署のグループに対しては、すべて同じ部署 ID を設定して下さい。 ・ Level0 が設定されている場合は必須

Lotus Notes/Domino DJX に対し、外部ツールよりこれらのフィールドを設定する場合は、以上のガイドラインに沿って、値を設定して下さい。


DJX 関連フィールドのチェックエージェント

Lotus Notes/Domino 8.5.1 では、DJX 関連フィールドについて上記のガイドラインを満たしているかどうかの簡易チェックを行うためのエージェントが、DJX 管理ツールテンプレートに追加されています。簡易チェックエージェントは、以下の手順で使用することができます。

1. DJX 管理ツールを Lotus Domino Designer で開きます。DJX 管理ツールが作成されていない場合は、DJX 管理ツールテンプレート (djxadmin.ntf) を使用して、新規にデータベースを作成してください。

2. "(DJX ディレクトリデータの検証 | DJXItemValidation)" エージェントの名前を変更します。名前の先頭と別名の最後にある "(" と ")" を削除してください。

DJX ディレクトリデータの検証エージェント

3. Lotus Domino Designer を閉じ、DJX 管理ツールを Lotus Notes クライアントで開きます。

4. [アクション] メニューに [DJX ディレクトリデータの検証] が表示されるため、これを実行します。

[アクション] メニューに [DJX ディレクトリデータの検証] が表示される

5. DJX 管理ツールで基本設定を行っていない場合、以下のようなダイアログが出るため、検証を行う Domino ディレクトリのサーバー名とファイル名をそれぞれ入力してください。基本設定がすでに行われている場合は、基本設定文書で設定されている Domino ディレクトリの検証が行われます。

Domino ディレクトリのあるサーバー名を入力してください

Domino ディレクトリのファイル名を入力してください

6. ディレクトリデータ検証ログ文書が「ログ一覧」ビューに作成されるため、文書を開いて検証結果を確認してください。


補足情報

このフィールドの仕様は、Lotus Notes/Domino 8.5 以降で有効です。また、フィールドのチェックエージェントは Lotus Notes/Domino 8.5.1 以降で実装されています。Lotus Notes/Domino 8.5 にはチェックエージェントは含まれていません。

クロスリファレンス情報
区分 製品 コンポーネント プラットフォーム バージョン エディション
Messaging Applications IBM Notes

Historical Number

733640

Document information

More support for: IBM Domino

Software version: 8.5

Operating system(s): AIX, IBM i, Linux, Solaris, Windows

Reference #: 1465910

Modified date: 16 October 2012