Question & Answer
Question
[Japanese] IBM® Rational® ClearCase MultiSite® 診断用スクリプトの multisiteinfo.pl とはどのようなスクリプトですか?スクリプトがどのように動作し、どういった目的のために使いますか?
Answer
ツールについて
multisiteinfo.pl のスクリプトは、Multisite の情報を収集する時に利用します。Multisite に関連する問題を診断する時に役立ちます。
使用方法
perl multisiteinfo.pl -site=<サイト名> -vobtag=<VOB タグ> [-showdeleted] [-help] [-force_os={win32,unix}]
注: 上記は、最新バージョンの multisiteinfo.pl に対する使用方法です。
ツールによって収集されるデータ
この perl スクリプトは、Rational クライアント サポートの依頼によってお客様が実行するスクリプトです。Multisite に関する問い合わせに必要となる一般的な情報を収集し、サイト名を含む見出しと、以下のコマンド実行結果を出力します。
- cleartool -verall
- multitool -verall
- cleartool lsvob <VOB タグ>
- cleartool describe <VOB タグ>
- cleartool dump <VOB タグ>
- cleartool lsreplica -long
- multitool lsepoch
- ステップ 6 で見つかった各レプリカに対して、
a. cleartool describe -long replica:<レプリカ名>
b. cleartool dump -long replica:<レプリカ名>
- UNIX の uname と Windows の ver
- ClearCase 2003.06.14(Windows のサービス リリース 4 または、UNIX の Multisite patch 6)以降がインストールされている環境でスクリプトを実施した場合、multitool syncserver -inquire -vob $vob_tag などの同期マネージャーに関する情報も含まれます。
- "サイト"を指定する文字列を入力する必要があります。
注: 任意の文字列名を指定することも可能です。ビュー内から変数として指定したレプリカの VOB タグ配下からスクリプトを実行することを前提としています。
例:
perl multisiteinfo.pl -site=<サイト指定> -vobtag=<VOB タグ>
- サイト = スクリプトを実行するサイト
- VOB タグ = レプリカ ファミリーのローカルの VOB タグ
例
Windows での例:
Z:\Testvob>ccperl "c:\program files\rational\clearcase\etc\utils\multisiteinfo.pl" -site=Boston_Hub -vobtag=\Testvob >Boston_Hub_Testvob_msinfo.txt
UNIX/Linux での例:
/view/vobs/Testvob>Perl /usr/atria/etc/utils/multisiteinfo.pl -site=Boston_Hub -vobtag=/Testvob >Boston_Hub_Testvob_msinfo.txt
ツールの入手方法
- スクリプトは ClearCase Multisite 2003.06.00 以降の Windows、Linux、UNIX の %CCHOME%\etc\utils ディレクトリーに含まれています。
- 本技術情報の添付ファイル
- ビューと VOB を利用せずににスクリプトを実行することを希望する場合には、multisiteinfo.pl を使います。
- ClearCase MultiSite 2003.06.00 より前のバージョンを実行している場合には、multisiteinfo_old.pl を使い、データを収集します。
注: multisiteinfo_old.pl を利用する場合の、シンタックスは以下の通りです。
perl <multisiteinfo_old.pl へのパス> <サイト名> <VOB タグ> <出力結果のリダイレクト先>
multisiteinfo_old.pl を利用する場合、ビューと VOB 配下からスクリプトを実行する必要があります。
実行手順
- どのスクリプトを使用するかを決定します。(製品に含まれるスクリプト、または技術情報に添付されているスクリプト)
注: 添付されたスクリプトを利用する場合、スクリプトを %CCHOME%\etc\utils のディレクトリーへコピーします。もし、製品に含まれるスクリプトが存在する場合は、オリジナルのファイル名を変更します。
- メッセージを英語表示に切り替えます。
Windows の場合:
set NLSPATH=C:\
UNIX / Linux の場合:
unsetenv NLSPATH
- Windows では ccperl を、UNIX / Linux では Perl を利用します。
- VOB ファミリーに所属する全てのサイトでレプリカ VOB に対してスクリプトを実行し、結果を Rational クライアント サポートへ送付します。
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Document Information
Modified date:
29 September 2018
UID
swg21450991