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POWER9 モデルで利用可能な PowerVM 機能

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Abstract

「区画の中断および再開」 (LPAR の Suspend / Resume) 機能は POWER9 では提供されません。

Content

POWER9 プロセッサー搭載モデルでは、Scale-out (エントリー) モデル ならびに Scale-up (ハイエンド) モデルともに、Live Partition Mobility (LPM) を含む PowerVM Enterprise Edition が標準で利用可能です。
一方、POWER8 モデルまで PowerVM Standard Edition で提供されていた 「区画の中断および再開」 (LPAR の Suspend / Resume) 機能は POWER9 では提供されませんので、ご注意ください。
POWER9 環境で 区画の中断および再開 機能の活用によりサーバー・リソースを他の区画で使用することを計画されている場合、動的構成変更(Dynamic LPAR, DLPAR) や Live Partition Mobility による区画の移動, 等、別機能の適用での対応をご検討ください。
参考 (Knowledge Center(*) より抜粋) :
  • 「区画の中断および再開」
実行中の AIX、Linux、または IBM i 論理区画をオペレーティング・システムおよびアプリケーションと一緒に中断できます。区画が中断されると、区画の状態は永続ストレージに保存され、その区画によって使用されていたサーバー・リソースは他の区画で使用できるようになります。 後の時点で、中断された区画およびそのアプリケーションの操作を再開できます。
  • 「Live Partition Mobility」
Live Partition Mobility を使用して、アクティブまたはアクティブでない AIX、Linux、または IBM i 論理区画を 1 つのシステムから別のシステムにマイグレーションすることができます。

なお、当変更に伴い、POWER9 環境での「ライセンス交付を受けた PowerVM 機能」(一覧) では以下のとおり 「区画中断対応」 (Partition Suspend Capable) は "ー" (従来の"偽" (false)) と表示されます。

(日本語表示)
PowerVM日本語表示
(英語表示)
PowerVM英語表示
「ライセンス交付を受けた PowerVM 機能」は、HMC (Enhanced+ モード) の以下のメニューより確認可能です。
「すべてのシステム」にて 対象の筐体を選択 → アクション 「システム属性の表示」
→ 画面左側 "Capacity on Demand" 「ライセンス交付を受けた機能」
以上

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Document Information

Modified date:
26 September 2022

UID

ibm10802764