Product Lifecycle
Abstract
IBMはこれまで、IPv4向けLoad Balancer(以下、LLB)とIPv4 and IPv6向けLoad Balancer(以下、ULB)をWebSphere Application Server Network Deployment Edition(以下、WASND)に同梱して出荷してきましたが、2019年9月30日をもってLLBのサポートを終了することを決定いたしました。
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本文書は、オリジナルの英語文書の日本語訳になります。最新の情報については、ページ下部のRelated Informationのリンク(英語)もご参照ください。
LLBをお使いのお客様におかれましては、それまでにULBへの移行をご検討・実施いただくようお願いいたします。
マイグレーションに関しましては、以下の文書をご参照ください。
• Migration doc
• Migration procedure
• Command differences
Load Balancerは1996年に最初のバージョンとしてリリースされました。TCPレイヤーとIPレイヤーの中間にてネットワートラフィックをハンドルできるよう設計され、Operating System(以下、OS)のカーネル・エクステンションとして実装されてきました。
その後、OSの進化に伴いネットワークトラフィックはOSI参照モデルのアプリケーション層からもハンドルできるよう進化を遂げてきました。ネットワークトラフィックのハンドルはカーネル上ではなくアプリケーションで実装することが推奨され、いくつかのOSではカーネルからの操作を禁止するものも出てきました。
それに伴いLLBの実装もそれまでのカーネルベースから、ユーザースペースで稼働する実装への転換が必要となってきました。2008年にはそれを実現したULBがLLBの後継として、WASND version 6.1に同梱され出荷を開始しました。
また2008年以降、LLBは安定化されたフィーチャーとして位置づけられ、以降の開発はULBを中心に行っていくことも発表されました。
2012年に出荷を開始したWASND version 8.5においては、LLBを同梱する最後のバージョンとなり、ULBと比べサポートされるOSやJavaのバージョンも限定的となりました。その後、WASND version 8.5のfixレベル 8.5.5.15では、Javaの上位バージョンであるJava7のサポートを追加しましたが、そのJava7についても2019年9月30日を持ってサポートが終了となるため、それに合わせる形でLLBも2019年9月30日をもってサポート終了となることを決定しました。
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Modified date:
27 September 2018
UID
ibm10733183