1. 発表のタイプ:H/W新製品の発表
  2. カテゴリー:モ-ビルPC
  3. レター番号:MBL01098-3
  4. 発表日:20010411
  5. 更新日:20010918
  6. OfferID:266254J; 266255J; 266264J; 266265J
  7. 1章コメント履歴:リカバリー方式一本化のお知らせ

ThinkPad X21の発表


[1]発表の概要



[1-1]製品の概要

本日付でThinkPad製品の新ラインナップとなるThihkPad X21モデルを発表いたします。


ThinkPad X21は、モバイルオフィスという環境を最大限活用できるように、大きさ、薄さ、軽さ、そして拡張機能の一つ一つを考慮し設計した製品です。
さらに最新のIntel SpeedStep(TM)Technology対応低電圧版モバイル Pentium(R)III700MHz プロセッサと低電圧版モバイル Intel Celeron(R) 500MHzプロセッサ、XGA解像度12.1型液晶ディスプレイ(1024x768ドット)を搭載しており、妥協のない性能を確保しております。

X21ではX20において3.9時間確保されていたロングバッテリー時間設計を内部のチューニングによりさらに5時間に迫るバッテリー駆動時間を達成しています。(大容量Li-IONバッテリー使用時。64J、65Jでは標準搭載)

また、128MBをオンボード搭載(64J、65J)することで、最大メモリ容量が384MBに上がり、より快適な作業環境を提供いたします。
*54J、55Jはオンボード64MB、最大320MBです。

X21はX20同様、今回発表の全モデルにイーサネット機能を標準で搭載し企業でのネットワークへ接続ニーズに対応いたします。このイーサネット機能は、システム管理者が遠隔地からクライアントPCの電源操作が出来るWake on LANに対応しています。(Alert On LANには対応しておりません。)また、UMS(Universal Manageability Service)をはじめとする最新のシステム管理機能をサポート
します。 
初期導入済み基本ソフトはMicrosoft(R) Windows(R) 98 Second EditionまたはWindows 2000 Professionalと各種モデルをとりそろています。


[1-2]ハイライト



ThinkPad X21には次のような機能および特徴があります。

-Intel SpeedStep(TM)Technology対応低電圧版モバイル Pentium(R)III700MHz プロセッサ(2662-64J,2662-65J)
 または低電圧版モバイル Intel Celeron(R) 500MHzプロセッサ(2662-54J,2662-55J)搭載

-内部を省電力化を進めることにより、4.8時間2662-64J,2662-65J)、または2.7時間(2662-54J,2662-55J)のロングバッテリー時間を確保。
  *2662-54J,2662-55Jではオプションの大容量Li-IONバッテリー(02K6651)を使うことで4.8時間が可能。

-B5ファイルサイズ(279.4mmx226.8mmx24.9mm(最大28.7mm(54J/55J)または30.2mm(64J/65J))ながら1.49Kg(54J/55J)および1.60Kg(64J/65J)と
 12.1型XGA液晶を搭載する機種としては非常に軽量

-合計64MBまたは128MB (PC-100シンクロナスDRAM)メモリーを標準搭載し、最大320MB/384MBまで拡張可能

-12.1型(1,024x768ドット)TFTカラー液晶ディスプレイを搭載

-グラフィックス・コントローラにはATI Rage Moblility-M(AGP接続)による高速グラフィック環境

-TYPE II/I x 1のPCカード・スロットに加えてコンパクトフラッシュTYPE II x 1による拡張性を確保。PCカード・スロットはCardBusに対応(ただしZV(Zoomed Video)ポートには非対応)。コンパクトフラッシュ・スロットはIBMマイクロドライブなどをアダプターカードなしで直接利用することができます。

-10GB(54J/55J)/20GB(64J/65J)ハードディスク・ドライブ搭載 (オプションによりアップグレードまたは交換可能)

-1.44MB/720KB 2モード・USBディスケット・ドライブ同梱

-X21専用のドッキング・ステーション「ウルトラベースX2(P/N:08N1180)をオプションで用意(別売)

 ウルトラベースX2にはシリアル(9ピン)、パラレル、マウス/キーボード共通ポートを装備しており、ドッキングすることでFullPort PCとしての利用が可能になります。また、ウルトラベイ2000ベイ(ドライブ・スペース)を装備しており、オプションのCD-ROMドライブやCD-RWドライブ、DVD-ROMドライブ、Super Disk(LS-120)ドライブ、セカンド・ハードディスク・ドライブ、セカンド・バッテリーいずれか一つを装着可能(着脱式) 。またこれらのドライブの差し替えは電源を切らなくともサスペンド状態で行っていただけます(ウォーム・スワップ)。

-SoundBlaster** Pro互換オーディオ、モノラル・スピーカー

-新形状の拡張版TrackPointと、大型パーム・レストを装備した使いやすいキーボード(キー・ピッチ18.5mm、キー・ストローク2.5mm)

-イーサネット通信機能(100BaseTX/10BaseT)と56Kbps/14.4Kbps(V.90対応)データFAXモデムを内蔵

-バッテリー使用時間(充電時間)
 266254J/266255J:2.7時間(3時間[パワーオフ/サスペンド時、使用時])
 266264J/266265J:4.8時間(3時間[パワーオフ/サスペンド時],4時間[使用時])
 *使用時間/充電時間はご利用状況によって異なります。

-ネットワーク管理のための共通インターフェース/仕様であるWired for Management 2.0に準拠しており、新しいシステム管理ソフトUMS (Universal Manageability ServiceTM)を用いたネットワーク・ソリューションに、また、IBM LANClient Control Manager(TM)に対しても対応しています。 ネットワークで結ばれた管理用PCから電源off状態のThinkPadを遠隔操作でパワーonできるWake On LAN(R)機能にも対応しています。(Aleart On LANには非対応)

Disk to Disk機能
 ThinkPad X21ではハードディスクをリカバリーする時にリカバリーCDを必要とせずハードディスクからリカバリーできる機能です。この機能はCD-ROMドライブがなくても、簡単に早くリカバリーできます。
リカバリーイメージをハードディスクに蓄えるため工場出荷時には以下のサイズがこの機能のため固定されています。
-2662-54J/64J (Win98SE Recovery Only) : 800MB
-2662-55J/65J (Win2K/NT Recovery) : 1.3GB

*1 この機能はハードディスクを交換、またはアップグレードした場合にはリカバリーCDの導入により復元されます。

*2 初期設定では、Disk to Disk区画以外の全領域がC: Drive(FAT32)として設定されますが、区画を切り直してからDisk to Disk機能を呼び出せば、その領域にリカバリーする事も可能です。ただし、Win98SEのFDISKを使用して10GB以上のHDD上で区画設定をすると、正しく区画が準備されませんので、PartitionMagic等のToolを使用して区画を設定する必要があります。これはWin98SEのFDISKの制限です。

*3  モデル別にWindows 98 Second Edition,またはWindows 2000 Professional/NT4.0 WorkStationのDisk to Diskによるリカバリーが可能です。
     Windows 2000初期導入モデルの場合には、最初のセットアップ時にどちらかを選んで利用して頂きます(Choose & Recovery)。また、リカバリーをされますと、選択した  OSのライセンスのみが有効になります。 たとえばWindows 2000初期導入モデルにWindows NTでリカバリーをされますとWindows 2000のライセンスは失効         し、Windows NTのライセンスのみ有効になります。 再びWindows 2000を使用される場合には、別途ライセンスを購入する必要があります。

-Microsoft Windows 98Second Edition, Windows 2000初期導入済みモデルをラインアップ
  2662-54J:Windows98 Second Edition

  2662-64J:Windows98 Second Edition
  2662-55J,2662-65J:Windows2000 Professional及びWindows NT Workstation 4.0(但し、ライセンスは一台につきひとつです。上記*3参照)

-暗い場所でキーボードを照らすキーボードライトを搭載。

-UltraPortと呼ばれる新しい接続ポートが液晶ディスプレイカバー上側に搭載されました。オプションのUltraPort Camera IIを付けると、ビデオカンファレンス等が行えます。

4月現在、モデム機能は、

アメリカ、カナダ、オーストラリア、中国(香港含む)、日本、韓国、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、台湾、オーストリア、ベルギー、キプロス、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、イギリス

の30カ国で使用できます。

-PCハードウエアー国際保証(1年間)

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参照されている名前に関しては下記の会社及び団体の商標です :
IBM、ThinkPad、TrackPoint、 Wake on LAN、ViaVoiceはIBM Corporationの商標。
Microsoft、 Windows、 Windows NTは 米国Microsoft Corporationの登録商標。
PentiumはIntel Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標。
他の会社名製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標または登録商商標
です。


[1-3]お勧めしたいお客様

ThinkPad X20の後継機種にあたる新しいモデルです。日常の持ち歩きに大きさや重さを重視しつつも、デスクトップPCとしての利用を求められるお客様やこれまでにX20シリーズをご利用のお客さまへ後継モデルとしてもお奨めいたします。


[1-4]販売窓口と発注情報



*販売窓口
・IBMビジネス・パートナー
・IBM営業担当員

*発注情報


ThinkPad X21

製品番号
IBMダイレクト価格
(円)
構成
JAN CODE
出荷予定日
266254J
199,000
12.1型TFT液晶XGA(1024x768ドット),低電圧版IntelモバイルCerelon500MHz,64MB,10GB HDD,Mini PCI Ethernet/Modem Combo,Windows98 SE初期導入
4968665586597
平成13年4月11日
266255J
209,000
12.1型TFT液晶XGA(1024x768ドット),低電圧版IntelモバイルCerelon500MHz,64MB,10GB HDD,Mini PCI Ethernet/Modem Combo,Windows2000 Pro初期導入
4968665586603
平成13年4月11日
266264J
259,000
12.1型TFT液晶XGA(1024x768ドット),Intel SpeedStep(TM) Technorogy対応低電圧版モバイルPentium(R)III700MHz,128MB,20GB HDD,Mini PCI Ethernet/Modem Combo,Windows98 SE初期導入
4968665586610
平成13年4月11日
266265J
269,000
12.1型TFT液晶XGA(1024x768ドット),Intel SpeedStep(TM) Technorogy対応低電圧版モバイルPentium(R)III700MHz,128MB,20GB HDD,Mini PCI Ethernet/Modem Combo,Windows2000 Pro初期導入
4968665586627
平成13年4月11日

最新の価格につきましては、日本IBMホームページの「ThinkPadらんど」で当製品の情報掲載ページをご覧頂くか、IBM FAXサービス(044-200-8600)をご利用下さい。なお価格は消費税抜きの価格です。
http://www.jp.ibm.com/pc/thinkpad/


[1-5]2000年対応について


当製品は、「西暦2000年対応」です。
西暦2000年対応とは、『ある製品がその製品の説明書にしたがって使用された場合に、20世紀から21世紀にかけての日付データの処理、引き渡し、または受け取り(あるいはそれらすべて) を正しく行うことができること。ただし、その製品とともに使用されるすべて
の製品(たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェア)が正確な日付データをその製品と正しく交換できることが条件。』です。


[1-6]Microsoft Internet Explorerの輸出管理について


当製品に導入済のMicrosoft Internet Explorer (Version 4/5)は暗号製品として、輸出管理されています。
輸出にあたっては通産省の輸出許可が必要です。 ただし、個人使用のため、携帯し、持ち帰るなどの場合は特段の事前許可を必要としません


[1-7]リカバリー方式一本化のお知らせ(2001年9月16日追加)
リカバリーCDは2001年9月以降にIBMから出荷された製品には付属しておりません。
従来はシステムのリカバリーが必要な時にハードディスクからリカバリーが可能なDisk to Disk方式に加えRecovery CDを同梱していました。この度、改正リサイクル法の3Rの推進項目であるReduce(廃棄物の削減)の一環として、9月出荷分よりリカバリーCDを同梱物からはずし、リカバリーイメージをHDDの中にあらかじめ内蔵するDisk to Disk方式に一本化させていただきました。

対象機種

ThinkPad X21 2662-54J, 2662-55J, 2662-64J, 2662-65J

またWindows 2000 Professional初期導入モデルをご購入の場合は、最初のセットアップ時にWindows 2000 ProfessionalかNT 4.0 WorkStationのどちらかを選んで利用していただけます(Choose & Recovery)。この場合選択したOSのライセンスのみが有効になります。選択されなかったOSを使用される場合には別途ライセンスを購入する必要があります。


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