オプション 21 はシステム上のすべてのものを保管します。 また、このオプションを使えば不在時に保管を実行することもできます。
オプション 21 では、ネットワーク・サーバーをオフに変更することを選択した場合に、Domino® サーバーまたは IBM® i Integrated Server Support オプションを使用する統合サーバーなどの追加ライセンス・プログラムのデータすべてが保管されます。 さらに、論理区画に保管されているデータをバックアップすることもできます。 ゲスト論理区画に Linux または AIX® がインストールされているなら、ネットワーク・サーバーをオフに変更した場合に、その区画をバックアップすることができます。
オプション 21 を使用すると、システムは制限状態になります。 つまり、保管が始まると、他のユーザーがシステムにアクセスできないようになり、 バックアップだけがそのシステム上で実行されている状態になります。 それでこのオプションは、小規模なシステムであれば夜間に、 また大規模なシステムであれば週末に実行するのが最善です。 無人の保管をスケジュールする場合は、システムが安全な場所にあることを確認してください。 保管をスケジュールした後は、保管が完了するまでは、 バックアップが開始されるところのワークステーションを使用することはできません。
全システムの保管を行う場合に保管/復元マスター・キーを設定している場合には、マスター・キーも保管されます。
ヒント: Hardware Management Console (HMC) を使用している場合は、リモート・ロケーションにいる間にオプション 21 を使用してシステムの保管を実行することができます。 例えば、HMC の共有コンソールをオフィスから開き、別の場所に移動し、そこから共用セッションにリンクできます。
オプション番号 | 説明 | コマンド |
---|---|---|
21 | システム全体 (QMNSAVE) |
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1 QSYS.LIB ファイル・システムは、 SAVSYS コマンドと SAVLIB LIB(*NONSYS) コマンドの両コマンドによって保管されるため除外されます。 QDLS ファイル・システムは、SAVDLO コマンドによって保管されるため除外されます。 |
GO SAVE チェックリストを使用した完全保管の実行 では、 GO SAVE コマンドのメニュー・オプション 21 を使用してシステム全体を保管する方法に関する段階的な説明を示しています。