DFSOTMA 記述子の構文およびパラメーター

オプションの DFSOTMA 記述子を使用して、すべての OTMA クライアントに適用されるサポートのグローバル属性、デフォルト属性、制限値、およびタイプを定義します。

DFSOTMA 記述子は OTMA タイプ M の記述子であり、この IMS システムに接続するすべての OTMA クライアントのシステム・デフォルトおよびグローバル・パラメーターを設定します。

DFSOTMA 記述子は、 OTMA クライアント記述子で指定できるすべてのパラメーターをサポートしていません。 サポートされていないパラメーター ( DRU= および T/O= など ) は、 DFSOTMA クライアント記述子で指定されている場合は無視されます。

すべての OTMA クライアントに指定できるグローバル値には、以下のものがあります。
  • メッセージあふれ防止
  • すべての OTMA メンバーまたはクライアントのグローバル tpipe 制限
  • 変更の始まり複数のアクティブな RESUME TPIPE 要求のサポート変更の終わり
  • 変更の始まり保管域接頭部割り振りの限界変更の終わり
  • 変更の始まりOTMA 記述子の最大数変更の終わり
  • 変更の始まりキャッシュ・アクセサー環境エレメント (ACEE) がサブプール 249に保管されていることができる RACF® ユーザー ID の最大数。変更の終わり

DFSOTMA 記述子はタイプ M 記述子であるため、 DFSOTMA 記述子が使用される場合、定義できる OTMA クライアント記述子の最大数は 1 つ少なくなっています。これは、 OTMA クライアント記述子もタイプ M 記述子であるためです。

DFSOTMA 記述子は、 IMS 再始動タイプに関係なく、常に DFSYDTx PROCLIB メンバーからロードされます。 DFSOTMA 記述子のチェックポイント・ログ・レコードはありません。

フォーマット

記述子の指定には 50 行まで使用できます。各行の 1 から 18 桁目は、同じでなければなりません。すべてのパラメーターは、ブランク・スペースを使用して区切る必要があります。

以下の表は、DFSOTMA 記述子の形式を示しています。

表 1. DFSOTMA 記述子のフォーマット
内容 説明
1 M DFSOTMA 記述子は、OTMA クライアント記述子と同じタイプ指定子を使用します。
2 ブランク このフィールドはブランクのままにします。
3 から 18 DFSOTMA 記述子の名前です。DFSOTMA という名前は、すべての OTMA クライアントのシステム・デフォルトとグローバル属性を設定する OTMA 記述子としてこの記述子を定義します。この名前 DFSOTMA は必須で、定位置パラメーターです。
19 ブランク このフィールドはブランクのままにします。
20 から 72 DFSOTMA 記述子パラメーター パラメーターは任意の順序で入力します。パラメーター間の区切りには、ブランク・スペースを使用します。
73 から 80 シーケンス番号 これらの桁は IMS では無視されます。

パラメーター

DFSOTMA 記述子に、次のパラメーターを指定できます。

変更の始まりACEEUSR=変更の終わり
変更の始まり

キャッシュに入れられたアクセス機能環境エレメント (ACEE) をサブプール 249 に保管できる RACF ユーザー ID の最大数を定義する、0 から 999,999 の範囲の 1 桁から 6 桁の 10 進整数。

ACEEUSR= パラメーターに値を指定するにもかかわらず、明示的に TOACEE=NO を指定する場合、ACEE フラッディング制御機能が使用不可になり、ACEEUSR= パラメーターは無視されます。

ACEEUSR= パラメーターに値を指定するにもかかわらず、TOACEE= パラメーターを指定しない場合、TOACEE= の値は自動的に YES に設定され、ACEEUSR= パラメーターに指定する値が使用されます。

OTMA が ACEE をキャッシュに入れるにもかかわらず、ACEEUSR= パラメーターを指定しない場合、OTMA は ACEEUSR= にデフォルト値 30,000 を使用します。

ACEEUSR=0TOACEE=YES の両方を指定する場合、OTMA では ACEEUSR= にデフォルト値 30,000 を使用します。

変更の終わり
変更の始まりDDESCMAX変更の終わり
変更の始まりIMS システムで CREATE OTMADESC コマンドによって、あるいは、IMS PROCLIB データ・セットの DFSYDTx メンバー内でコーディングすることによって定義できる宛先 (タイプ D) 記述子の最大数を定義する、510 から 4095 までの 3 桁から 4 桁の 10 進整数です。

510 未満の値は 510 に設定されます。4095 より大きいすべての 4 桁の値は 4095 に設定されます。デフォルト値は 510 です。

このパラメーターは、DFSOTMA 記述子にのみ有効です。

宛先記述子は、拡張共通サービス域 (ECSA) に格納されます。 定義されている宛先記述子の数が多いほど、使用される ECSA ストレージも多くなります。

変更の終わり
変更の始まりDSAP変更の終わり
変更の始まりOTMA クライアントが OTMA クライアント記述子に値を指定しない場合の、保管域接頭部 (SAP) の最小割り振りに関するシステム・デフォルト設定を指定します。

有効な値は、18 から 500 です。デフォルト値は 18 です。

変更の終わり
変更の始まりDSAPMAX変更の終わり
変更の始まりOTMA クライアントが同時に割り振ることができる SAP の最大許容数のシステム・デフォルト設定を指定します。DFSOTMA DSAPMAX 値は、OTMA クライアント記述子で DSAPMAX 値を指定しない OTMA クライアントのみに適用されます。

有効な値は、18 から 500 です。DSAPMAX パラメーターに指定された値が DSAP パラメーターの値より小さい場合は、値 500 が使用されます。

変更の終わり
変更の始まりENDCONV=変更の終わり
変更の始まりアイドル状態の OTMA 会話型トランザクションのタイムアウト値 (秒) を定義する、0 から 7200 までの範囲の 1 桁から 4 桁の 10 進整数。前回の会話型トランザクションの反復が完了してから指定された秒数の間、この会話型トランザクションがアイドル状態のままである場合、OTMA はトランザクションを終了し、そのトランザクション用に割り振られていた IMS リソースを解放します。

このパラメーターが指定されない場合、デフォルト値は 3600 秒 (1 時間) です。

このパラメーターに 0 が指定されると、OTMA は会話型トランザクションのタイムアウト機能を非アクティブにします。

1 から 119 までの範囲の値が指定されると、OTMA は自動的に値を 120 に設定します。

7200 を超える 4 桁の値が指定されると、OTMA は自動的に値を 7200 に設定します。

5 桁の値が指定された場合、その数値は拒否されます。

変更の終わり
変更の始まりICALRTP=YES|NO変更の終わり
変更の始まり未処理の RESUME TPIPE 要求がないときに、IMS が ICAL 呼び出しを拒否するかどうかを指定します。デフォルト値は YES です。
YES
未処理の RESUME TPIPE 要求がない場合に、IMS が ICAL 呼び出しを拒否することを指定します。これにより、ICAL 呼び出しを発行する IMS アプリケーション・プログラムで、RESUME TPIPE 要求がないことが原因で ICAL タイムアウト・エラーが起こるのを防ぐことができます。
NO
未処理の RESUME TPIPE 要求がない場合に、IMS が ICAL 呼び出しを拒否しないことを指定します。ICAL 呼び出しを発行する IMS アプリケーション・プログラムは、ICAL 呼び出しがタイムアウトになるまでアクティブな RESUME TPIPE 要求を待機します。
変更の終わり
INPT=
同時に処理を待つことができる、すべての OTMA クライアントまたはメンバーからの入力メッセージの最大数を定義する、0 から 99999 までの 10 進整数。値 0 を指定すると、OTMA で入力メッセージあふれの検出が非アクティブになります。値が 1 から 0200 の場合は、0200 として扱われます。

OTMA クライアントがトランザクションを IMS に送信する際に、OTMA は内部でトランザクション・インスタンス制御ブロック (TIB) をストレージに作成して、それぞれのアクティブ入力メッセージを追跡します。 グローバルあふれしきい値をアクティブにすると、システム内の TIB 数が多すぎるために IMS でストレージ関連の異常終了が発生することを防止できます。

TIB の数がグローバルあふれ限度の 80% に達すると、IMS は DFS3428W 警告メッセージを MTO とシステム・コンソールに発行し、警告状態を反映する OTMA プロトコル・メッセージをすべての OTMA メンバー・クライアントに送信します。それ以降、グローバル・メッセージ限度に達するまで、このメッセージは 5% ごとに発行されます。

グローバルあふれ制御がアクティブであり、グローバルあふれ限度に達すると、IMS は次の処置を行います。
  • OTMA は、内部 OTMA メンバー DFSYICAL からの同期プログラム間通信要求を含む、すべてのメンバーからのすべての新規入力トランザクションを拒否します。
  • OTMA サーバー・メンバーの状況は「SERVER-FLOOD」に設定されます。 状況は、/DISPLAY OTMA を発行することによって表示できます。
  • IMS は、コンソールと MTO に DFS3429E エラー・メッセージを発行します。
  • OTMA は、「作業に使用不可」プロトコル・メッセージ (コマンド・タイプ X'3C') をすべての OTMA メンバーに送信します。その後 OTMA メンバーは、別の IMS システムに新しいトランザクション要求を転送するなど、修正処置を行うことができます。

システムで入力メッセージが処理され、システム内の TIB の合計数がグローバル限度の 50% 以下まで減ると、このグローバルあふれ状況は解除されます。DFS0793I が IMS MTO およびシステム・コンソールに送信されるとともに、良好な状況を反映する OTMA プロトコル・メッセージがすべての OTMA メンバーに送信されます。

DFSOTMA 記述子、クライアント記述子、および /START TMEMBER ALL INPUT コマンドでグローバル限度が指定されない場合、デフォルトのグローバルあふれ処理がシステムで行われ、システムを保護するためにデフォルトのグローバルあふれ限度が 10000 に設定されます。 次のようなデフォルトの OTMA グローバルあふれ処置が行われます。

  • あふれ限度の 80% のレベルから開始され、その後は 5% ごとに発行される警告メッセージ DFS3428W
  • 100% のレベルに達したときの警告メッセージ DFS4388W
  • あふれが解除されて 50% のレベルに戻ったときの警告解除メッセージ DFS0793I

警告または良好の状況を反映する OTMA プロトコルは、すべての OTMA メンバーに送信されます。

変更の始まりLIMITRTP変更の終わり
変更の始まり独自の LIMITRTP 指定を行わない OTMA クライアントに対して、OTMA クライアントの TPIPE がサポートできるアクティブ RESUME TPIPE 要求のデフォルトの最大数を指定します。MULTIRTP=YES がまだ指定されていない場合は、LIMITRTP パラメーターの値を指定すると、MULTIRTP パラメーターを独自に指定しないすべてのクライアントに対して、複数のアクティブな RESUME TPIPE 要求のサポートが有効になります。

有効な値は、10 から 4095 までの 1 から 4 桁の 10 進整数です。IMS は、0 から 9 の値を 10 として扱います。IMS は、4095 より大きい 4 桁の 10 進数を 4095 として扱います。LIMITRTP のデフォルト値は 100 です。

アクティブ RESUME TPIPE 要求の最大数に達すると、受信した追加の RESUME TPIPE 要求はキューに入れられ、現在アクティブな要求が終了した後でアクティブになります。

スーパーメンバー関数の場合、最初に IMS に接続する OTMA クライアントの LIMITRTP 値が、スーパーメンバーの LIMITRTP 値を定義します。

LIMITRTP 値を指定または変更するには、OTMA タイプ M 記述子を使用することが唯一の手段です。OTMA クライアントは、クライアント・ビッド・プロトコル・メッセージの LIMITRTP 値を設定することも変更することもできません。

変更の終わり
MAXTP=
IMS システム内ですべての OTMA クライアントが使用する TPIPE の合計最大数を定義する、0 から 99999 までの 1 から 5 桁の 10 進整数。

デフォルトの値 0 が指定される場合、OTMA は、TPIPE の作成のモニターを停止します。値が 1 から 200 の場合は、200 として扱われます。99999 を超えるすべての数値は拒否されます。

変更の始まりDFSOTMA MAXTP 値に達する前に、IMS システム内の TPIPE の数が最大数の特定のパーセンテージ (80% または MAXTPWN パラメーターによるユーザー指定のパーセンテージのいずれか) でのしきい値に達すると、IMS はメッセージ DFS4515W を警告として発行します。OTMA はまた、すべての OTMA クライアントにプロトコル・メッセージを発行します。このしきい値に達した後、OTMA は、TPIPE の数が MAXTP 値で定義された TPIPE の最大許容数に達するまで新規の TPIPE を作成し続けます。変更の終わり

IMS システム内の TPIPE の総数が、DFSOTMA MAXTP パラメーターで指定された数に達した場合、OTMA はセンス・コード X'29' とともに NAK を出して、すべての OTMA メンバーからの新規 TPIPE 作成要求をすべてリジェクトします。IMS は DFS4516E エラー・メッセージをシステム・コンソールと MTO に送信し、OTMA プロトコル・メッセージを使用してすべての OTMA クライアントに通知を出します。/DISPLAY OTMA コマンドは、OTMA サーバーのユーザー状況に「MAX TPIPE」を表示します。

変更の始まりすべてのメンバーの TPIPE の数が、MAXTPRL パラメーターによるグローバル TPIPE 警告しきい値の 50% またはユーザー指定のパーセンテージまで減少すると、IMS は IMS システム・コンソールとマスター端末オペレーター (MTO) にメッセージ DFS4517I を発行します。OTMA はまた、プロトコル・メッセージによってすべての OTMA クライアントに状況の改善を通知します。変更の終わり

DFSOTMA 記述子で MAXTP パラメーターが指定されておらず、1 つ以上の OTMA メンバーが MAXTP 値を定義している場合、OTMA クライアントの中で指定されている最大の MAXTP 値は、システム内ですべての OTMA クライアントが使用する TPIPE の総数に対するグローバル警告しきい値のみを定義します。このグローバル警告しきい値に達した場合、IMS は TPIPE の新規作成を抑止しませんが、単に MTO とシステム・コンソールにメッセージ DFS4385W を発行します。OTMA はまた、サーバー状態プロトコル・メッセージによってすべての OTMA クライアントに警告を発行します。グローバル TPIPE カウントがグローバル TPIPE 警告しきい値の 80% 以下に減少した場合、IMS は MTO とシステム・コンソールにメッセージ DFS4386I を発行します。OTMA はまた、別のプロトコル・メッセージを使用してすべての OTMA クライアントに通知を出します。

/DISPLAY OTMA コマンドと /DISPLAY TMEMBER コマンドでは、現在の TPIPE 数と DFSOTMA MAXTP 値を表示できます。

MAXTPBE=YES | NO
MAXTPBE パラメーターの IMS システム・デフォルトを定義します。DFSOTMA MAXTPBE 値は、MAXTPBE パラメーターを独自に指定していない OTMA クライアントによって使用されます。
この IMS が、アプリケーションの GU 時にフロントエンドで開始された OTMA 入力トランザクションを処理する共用キュー・バックエンド・システムである場合に、MAXTPBE パラメーターは IMS システム内の TPIPE の数をモニターする必要があるかどうかを決定します。MAXTPBE パラメーターは、MAXTP パラメーターが指定されている場合にのみ適用されます。MAXTP 値が指定されない場合、MAXTPBE は無視されます。デフォルトは YES です。
MAXTPRL=

DFSOTMA MAXTP 値のパーセンテージとして、TPIPE あふれ条件の警告解除レベルを指定します。DFSOTMA MAXTPRL パラメーターは、MAXTPRL 値を独自に指定しない OTMA クライアントに対してデフォルトを設定します。

変更の始まり有効な値は、50 から 95 です。50 を下回る値が指定された場合、値は 50 に設定されます。95 を超える値は 95 に設定されます。変更の終わり

デフォルトの警告解除レベルは、TPIPE MAXTP 値の 50% です。

変更の始まりMAXTPWN=変更の終わり
変更の始まりTPIPE フラッディング条件の警告レベルを DFSOTMA MAXTP 値のパーセンテージとして指定します。DFSOTMA MAXTPWN パラメーターは、MAXTP 値を指定しない OTMA クライアントに対してデフォルトを設定します。

有効な値は、50 から 95 です。50 を下回る値が指定された場合、値は 50 に設定されます。95 を超える値は 95 に設定されます。

デフォルトの警告レベルは、TPIPE MAXTP 値の 80% です。

変更の終わり
変更の始まりMDESCMAX変更の終わり
変更の始まりIMS PROCLIB データ・セットの DFSYDTx メンバー内で定義できるクライアント (タイプ M) 記述子の最大数を定義する、255 から 4095 までの 3 桁から 4 桁の 10 進整数です。

255 未満の値は 255 に設定されます。4095 より大きいすべての 4 桁の値は 4095 に設定されます。デフォルト値は 255 です。

MDESCMAX パラメーターが指定されている場合、DFSOTMA 記述子は、DFSYDTx PROCLIB メンバーに定義されている 255 番目までのタイプ M 記述子のいずれかであることが必要です。

このパラメーターは、DFSOTMA 記述子にのみ有効です。

クライアント記述子は、拡張共通サービス域 (ECSA) に格納されます。 定義されているクライアント記述子の数が多いほど、使用される ECSA ストレージも多くなります。

変更の終わり
変更の始まりMULTIRTP=YES | NO変更の終わり
変更の始まり複数のアクティブな RESUME TPIPE 要求の TPIPE サポートについて、OTMA のデフォルトを指定します。DFSOTMA の MULTIRTP 指定は、OTMA クライアント記述子に指定された MULTIRTP 値を持たない OTMA クライアントにのみ適用されます。

MULTIRTP=YES が指定されている場合、デフォルトでは、この IMS システムに接続する OTMA クライアント用に作成される TPIPE は、複数のアクティブな RESUME TPIPE 要求をサポートします。IMS アプリケーション・プログラムからのコミット後送信 (CM0) 出力メッセージ、またはコールアウト要求メッセージは、複数のクライアント・インスタンスが並行してリトリーブできます。

MULTIRTP=NO が指定されている場合、デフォルトでは、この IMS システムに接続する OTMA クライアント用に作成される TPIPE は、同時に単一のアクティブ RESUME TPIPE 要求のみをサポートします。IMS のコミット後送信 (CM0) メッセージまたはコールアウト・メッセージは、一度に 1 メッセージずつクライアントに送信されます。最初のものがまだアクティブになっているときに受信した後続の RESUME TPIPE 要求は、キューに入れられます。

DFSOTMA の MULTIRTP 値は、OTMA クライアント記述子で MULTIRTP 値を指定することによってオーバーライドできます。

変更の終わり
変更の始まりTOACEE=NO|YES変更の終わり
変更の始まりOTMA アクセス機能環境エレメント (ACEE) フラッディング制御が使用可能であるかどうかを指定します。

デフォルト値は NO です。

このパラメーターを指定しないにもかかわらず、ACEEUSR= パラメーターに値を指定する場合、IMS は TOACEE= パラメーターの値を YES に自動的に設定します。

NO
OTMA ACEE フラッディング制御が使用不可であることを指定します。
YES
OTMA ACEE フラッディング制御が使用可能であることを指定します。TOACEE=YES を指定する場合、ACEEUSR= パラメーターに指定される値は、キャッシュに入れられた ACEE をサブプール 249 に保管できる RACF ユーザー ID の数を制限するために OTMA で使用されます。

OTMA ACEE フラッディング制御を使用可能にした後、OTMA は、いちばん長く使用されていない ACEE の有効期限値も 2 分ごとに確認します。有効期限が切れた ACEE はクリーンアップされます。

変更の終わり

次の例は、DFSOTMA 記述子を示しています。

変更の始まり
M DFSOTMA          INPT=50000 MAXTP=5000 MAXTPRL=60 MULTIRTP=YES     
変更の終わり