応答ファイルのキーワード
DB2® データベース製品またはフィーチャーをインストールまたはアンインストールするために応答ファイルのキーワードを使用することができます。
応答ファイルはキーワードを使用します。 応答ファイルを使用して、以下のような作業を実行できます。サンプルの応答ファイルが、インストールおよびアンインストールの両方のために提供されています。以下の応答ファイルのキーワードは、サンプル応答ファイルで説明されています。サンプル応答ファイルは編集可能です。その後、編集した応答ファイルを、 インストール・サーバーによって使用される共有ネットワーク・ドライブまたはネットワーク・ファイル・システムにコピーしなければなりません。
以下の応答ファイルのキーワードを使用して、DB2 データベース製品またはフィーチャー、あるいは言語をインストールできます。 Linux または UNIX オペレーティング・システムでは、一部のキーワードは root インストールの場合のみ有効です。
- PROD
- インストールする製品を指定します。 一度にインストールできる DB2 データベース製品は 1 つだけです。
したがって、このキーワードでは製品を 1 つだけ指定できます。注:
- 正常な応答ファイルのインストールであったとしても、 いくつかのコンポーネントがインストールされていない場合があるので、 PROD キーワードはコメント化するべきではありません。
- PROD キーワードは、db2isetup コマンドの -r response_file パラメーターと共に使用できません。
- FILE
- DB2 データベース製品の宛先ディレクトリーを指定します。
- Windows
- Windows オペレーティング・システム上では、このキーワードは最大で 110 文字に制限されています。
- Linux または UNIX
- Linux または UNIX オペレーティング・システム上では、このキーワードは root インストールに必須です。DB2 インストール・パスには、以下の規則があります。
- 英小文字 (a から z)、英大文字 (A から Z)、および下線文字 ( _ ) を使用できます。
- 128 文字を超えることはできません。
- スペースは使用できません。
- 英語以外の文字は使用できません。
- パス名を既存の DB2 インストール済み環境のサブディレクトリーにすることはできません。
- インストール・パスをシンボリック・リンクにすることはできません。
- INSTALL_OPTION
- Windows オペレーティング・システムのみ。DB2 Enterprise Server Edition に固有。
このキーワードはインストールを指定します。 デフォルトは SINGLE_PARTITION です。オプションは以下のとおりです。
- INSTANCE_OWNING
- NEW_NODE
- SINGLE_PARTITION
- LIC_AGREEMENT
- DB2 データベース製品 DVD の db2/license ディレクトリーにある使用許諾契約書ファイルを読み、同意したことを示します。
デフォルトは DECLINE です。 オプションは以下のとおりです。
- DECLINE
- ACCEPT
注:- インストールを進めるには、このキーワードを ACCEPT に変更して、DB2 の「ご使用条件」に同意する必要があります。
- このキーワードは、db2isetup コマンドの -r response_file パラメーターと共に使用できません。
- INTERACTIVE
- Linux または UNIX オペレーティング・システムのみ。 インストールの際、各国語パッケージの場所 (DVD 上またはファイル・セットの場所) のプロンプトと、進行のレポートを提供するかどうかを決定します。
デフォルトは NONE です。オプションは以下のとおりです。
- NONE
- YES
- MACHINE
注:- NONE が指定された場合、対話はありません。
- YES が指定された場合、進行情報およびプロンプト情報がコンソールに表示されます。インストール中に、言語が欠落している場合、各国語パッケージの場所を指定するようにプロンプトが出されます。
- MACHINE を指定すると、別のプログラムが容易に解析できる形式で進行情報またはプロンプト情報を受け取ることになります。 DB2 インストール・イメージを組み込んでいる場合には、サンプル・プログラムが提供されます。
- CONFIG_ONLY
- このキーワードは推奨されておらず、将来のリリースで廃止されます。 Linux または UNIX オペレーティング・システムのみ。 この応答ファイルが構成タスクの実行専用であることを指定します。
例えば、db2isetup コマンドを実行することによってインスタンスを作成します。
デフォルトは NO です。オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- DB2DSDRIVER_CFG_SOURCE_PATH
- Windows オペレーティング・システムのみ。 DB2 バージョン 10.1 フィックスパック 2 以降のフィックスパックでは、カスタマイズされた db2dsdriver 構成ファイルの絶対パスを指定します。このファイルは、サイレント・インストール時に、db2dsdriver.cfg として共通アプリケーション・データ・パスにコピーされます。
- DB2_ODBC_DSN_TYPE
- Windows オペレーティング・システムのみ。 DB2 バージョン 10.1 フィックスパック 2 以降のフィックスパックでは、サイレント・インストール時に、ODBC データ・ソース名 (DSN) のタイプを指定します。オプションは以下のとおりです。
- USER: インストール・プロセスにより、db2dsdriver.cfg ファイルにリストされている DSN が、ODBC のユーザー DSN として登録されます。
- SYSTEM: インストール・プロセスにより、db2dsdriver.cfg ファイルにリストされている DSN が、ODBC のシステム DSN として登録されます。
- BOTH: インストール・プロセスにより、db2dsdriver.cfg ファイルにリストされている DSN が、ODBC のユーザー DSN およびシステム DSN として登録されます。
サイレント・インストールの際に登録されるのは、現行コピー名の DSN だけです。 インストール中には、同じクライアント・システム上の使用可能な他のコピーの ODBC DSN レジストリーは更新されません。
32 ビットのクライアント・パッケージの場合、インストール・プロセスによって 32 ビット・レジストリー階層の下に ODBC DSN が作成されます。 64 ビットのクライアント・パッケージの場合、インストールによって 32 ビットおよび 64 ビット両方のレジストリー階層の下に ODBC DSN が作成されます。 ただし、64 ビット・クライアント・パッケージの USER DSN に関しては、32 ビットおよび 64 ビット両方の製品環境に共通の ODBC DSN レジストリー項目が Windows で保持されるため、64 ビット・ユーザー DSN だけがインストールによって変更されます。注: Windows プラットフォームでは、SYSTEM DSN に関する 32 ビットおよび 64 ビットの製品環境設定を追跡するためのさまざまなレジストリー・パスが保持されています。 それで、この制限は SYSTEM DSN には適用されず、インストールによって、32 ビットおよび 64 ビット両方のレジストリー階層にシステム DSN が追加されます。 - DB2_ODBC_DSN_ACTION
- Windows オペレーティング・システムのみ。 DB2 バージョン 10.1 フィックスパック 2 以降のフィックスパックでは、サイレント・インストール時に、ODBC DSN を追加するか、不整合 ODBC DSN をクリアするかを選択します。オプションは以下のとおりです。
- ADD: インストール・プロセスによって、ODBC DSN として使用する、db2dsdriver.cfg ファイル内の有効な DSN が追加されます。
- REPLACE: インストール・プロセスによって、ODBC DSN として使用する db2dsdriver.cfg ファイル内の有効な DSN を追加する前に、現行のコピーのすべての DSN が削除されます。
- INSTALL_TYPE
- インストールのタイプを指定します。 オプションは以下のとおりです。簡略または標準のインストール・タイプでは、 カスタム・キーワード (COMP) はすべて無視されます。
- COMPACT
- TYPICAL
- CUSTOM
注: このキーワードは、db2isetup コマンドの -r response_file パラメーターと共に使用できません。 - DB2_COPY_NAME
- Windows オペレーティング・システムのみ。 同じ場所にインストールされている DB2 データベース製品のセットを参照するのに使用される名前を表す識別子。この名前は最大で 64 文字に制限されています。
- DEFAULT_COPY
- Windows オペレーティング・システムのみ。 インストールまたは変更されるコピーが、DB2 アプリケーションによって使用されるデフォルトの DB2 コピーとして設定されるかどうかを指定します。
これがインストールされた唯一の DB2 コピーでない限り、デフォルトは NO です。 オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
- COPY_NAME
- Windows オペレーティング・システムのみ。 インストールされている IBM® Data Server Driver Packageを参照するのに使用される名前を表します。 PROD キーワードが IBM_DATA_SERVER_DRIVER に設定されている場合にのみ有効です。 この名前は最大で 64 文字に制限されています。
- DEFAULT_CLIENT_INTERFACE_COPY
- Windows オペレーティング・システムのみ。 インストールされる DB2 データベース製品のコピーまたは
IBM Data
Server Driver Package が、デフォルトの IBM データベース・クライアント・インターフェースのコピーとして設定されるかどうかを指定します。 このキーワードが YES に設定される場合、コピー内の IBM Data Server Client・インターフェース (ODBC/CLI ドライバーおよび .NET データ・プロバイダー) が、アプリケーションにより使用されるデフォルトのドライバーです。 IBM Data Server Driver をインストールする場合、コンピューターに DB2 データベース製品または
IBM Data
Server Driver Package がインストールされていない場合を除き、デフォルトは NO です。 他の製品をインストールする場合、デフォルトは DEFAULT_COPY キーワードの値です。オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- AUTOSTART_SSH_SERVER
- Windows オペレーティング・システムのみ。 IBM SSH Server for Windows サービスを自動開始するかどうかを指定します。 デフォルトでは、サービスを自動開始します。オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- SSH_SERVER_INSTALL_DIR
- Windows オペレーティング・システムのみ。 IBM Secure Shell (SSH) Server for Windows サービスの基本インストール・パスを決定します。 このキーワードは、SSH Server の初回インストール時にのみ評価されます。 このキーワードを応答ファイルに指定せずに SSH をインストールする場合、デフォルトのインストール・ディレクトリーが使用されます。 デフォルトのディレクトリーは、%program files%¥IBM¥IBM SSH Server です。 デフォルトのディレクトリーが空でない場合、ディレクトリー名に「_01」、「_02」などが付加されます。 例えば、%program files%¥IBM¥IBM SSH Server_01 のようになります。
- POPULATE_XML_FROM_CATALOG
- db2dsdriver.cfg 構成ファイルにカタログ情報を入れるかどうかを指定します。 デフォルトは FALSE です。オプションは以下のとおりです。
- TRUE
- FALSE
- INSTALL_TSAMP
- 重要: INSTALL_TSAMP 応答ファイル・キーワードは、バージョン 10.1 で非推奨となっており、将来のリリースで除去される可能性があります。バージョン 10.1 以降では、インストールすることが選択されたコンポーネントに対して IBM Tivoli® System Automation for Multiplatforms (SA MP) が必須コンポーネントである場合、SA MP が自動でインストールされます。 詳しくは、IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) が自動でインストールされるようになったを参照してください。
- IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms (SA MP) のサポートを指定します (AIX® および Linux オペレーティング・システムのみ)。デフォルト値は YES です。
オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- INSTALL_ENCRYPTION
- IBM Global Security Kit (GSKit) をインストールするかどうかを指定します。
デフォルト値は YES です。
オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- MIGRATE_PRIOR_VERSIONS
- このキーワードは推奨されていないため、代わりに UPGRADE_PRIOR_VERSIONS キーワードを使用してください。 Windows オペレーティング・システムのみ。 DB2 データベース製品の既存のバージョンを更新するかどうかを指定します。 デフォルトは FALSE です。 オプションは以下のとおりです。
- TRUE
- FALSE
- UPGRADE_PRIOR_VERSIONS
- DB2 データベース製品の既存のバージョンをアップグレードするかどうかを指定します。 デフォルトは FALSE です。 オプションは以下のとおりです。
- TRUE
- FALSE
- UPGRADE_DBCK_IGNORE_TYPE1
- Linux および UNIX オペレーティング・システムのみ。非 root インストールに固有。 db2setup コマンドが、タイプ 1 索引検査を無視するように強制します。 デフォルトは NO です。
オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- PACKAGE_LOCATION
- Linux または UNIX オペレーティング・システムのみ。 このキーワードは、「nlpack」がイメージから除去され、NL 言語がインストールに選択された場合にのみ使用します。 このキーワードは nlpack の場所を指定します。 パスは製品 DVD の場所、または DVD の内容が保存されている場所になります。
組み込み検索パスにより、同じ親ディレクトリーの自動検索が可能になります。 例えば、DB2 データベース製品 DVD の内容を以下のサブディレクトリーにコピーするとします。
この場合、各サブディレクトリーを指定しなくても、サブディレクトリーが自動的に検索されます (各国語 DVD のサブディレクトリーも検索されます)。/db2images/ese/dvd /db2images/nlpack/dvd
PACKAGE_LOCATION=/db2images/ese/disk1
DB2 データベース製品 DVD の内容を異なる親ディレクトリーにコピーする場合は、このキーワードを必要に応じて繰り返すことができます。例:PACKAGE_LOCATION=/db2images1/dvd PACKAGE_LOCATION=/db2images2/nlpack/dvd
- COMP
- インストールするコンポーネントを指定します。 セットアップ・プログラムは製品の必須コンポーネントを自動的にインストールします。
カスタム・インストールの場合は、コンポーネントを個々に選択する必要があります。 コンポーネントを選択するには、インストールするコンポーネントの COMP キーワードをコメント解除します (コンポーネントは製品ごとに異なります)。
注: INSTALL_TYPE が CUSTOM でない場合、このキーワードは無視されます。 - LANG
- インストールする言語を指定します。言語を追加インストールする場合は、その言語をコメント解除してください。 英語は必須であり、常に選択されます。
- CLIENT_IMPORT_PROFILE
- db2cfexp コマンドによってエクスポートされた構成プロファイルを指定します。
このプロファイルには、インスタンス関連のパラメーターが入っています。
- Windows オペレーティング・システムの場合:
- 指定される値が絶対パス名の場合、ローカル・ドライブ (リモート・ネットワーク・ドライブではない) 上になければなりません。 絶対パス名ではない場合、構成プロファイルは応答ファイルと同じディレクトリーにあります。
- Linux または UNIX オペレーティング・システムの場合:
- 構成プロファイルへの絶対パスを使用したファイル名を指定します。
- Windows オペレーティング・システムの場合:
- REBOOT
- Windows オペレーティング・システムのみ。 インストールまたはアンインストールが完了したらシステムを再始動するかどうかを指定します。 デフォルトは NO です。 オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- KILL_PROCESSES
- Windows オペレーティング・システムのみ。 DB2 の既存のバージョンが稼働中の場合、このキーワードが YES に設定されていると、その稼働中の DB2 プロセスがプロンプトなしで終了します。
オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- NEW_CONTACT
- 通知および連絡先リスト上の E メール・アドレスの連絡先が、新規か既存かを指定します。 既存の E メール・アドレスがある場合、新規連絡先は必要ありません。 Linux または UNIX オペレーティング・システムでは、このキーワードは root インストールの場合のみ有効です。オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- DB2_OLEDB_GUID
- Windows オペレーティング・システムのみ。 このキーワードを使用して、OLE DB を使用する DB2 アプリケーションによって使用される GUID を入力します。 このキーワードを指定しない場合は、これが生成されます。
- CREATE_DAS
- 重要: DB2 Administration Server (DAS) は、バージョン 9.7 で非推奨となり、将来のリリースで除去される可能性があります。 DAS は、DB2 pureScale®環境ではサポートされていません。 リモート管理のためには、Secure Shell プロトコルを使用するソフトウェア・プログラムを使用してください。 詳しくは、DB2 Administration Server (DAS) が推奨されなくなったを参照してください。Windows オペレーティング・システムのみ。 データベース管理サーバー (DAS) を作成するかどうかを指定します。 同じシステム上のすべての DB2 コピーに対して存在できる DAS は 1 つだけです。 このキーワードが指定され、YES に設定されており、DAS インスタンスがシステム上に存在している場合は、インストールが失敗するので、このキーワードは応答ファイルでコメント化したままにしてください。このキーワードが応答ファイルでコメント化されている (または指定されていない場合) は、DB2 インストーラーが DAS を作成するかどうかを決定します。 以下のように決定されます。
- DAS インスタンスが存在していない場合は、DAS が作成されます。
- DAS インスタンスが存在している場合は、このキーワードは無視されます。
オプションは以下のとおりです。- YES
- NO
- CHECK_UNCPATH
- Windows オペレーティング・システムのみ。 汎用命名規則 (UNC) パスが PATH 環境変数に含まれているかどうか検査することを指定します。 デフォルト値は YES です。 オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH
- Windows オペレーティング・システムのみ。 DB2 コピーをインストールするための DB2 共通アプリケーション・データを保持するユーザー定義の場所を指定します。 このキーワードを使用できるのは、DB2 製品を新しい場所に初めてインストールするときだけです。
このキーワードに指定されたパスは、DB2_COMMON_APP_DATA_PATH レジストリー変数の値の設定に使用されます。DB2 共通アプリケーション・データは IBM¥DB2¥<COPYNAME> サブディレクトリーに置かれます。このサブディレクトリーは、DB2_COMMON_APP_DATA_PATH レジストリー変数で指定したパスの下に作成されます。
例えば、DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH を以下のような特定のパスに設定して DB2 製品をインストールするとします。
DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH=C:¥User¥MyCommonAppData¥
この場合、DB2 製品が正常にインストールされた後、DB2_COMMON_APP_DATA_PATH レジストリー変数は以下の値に設定されます。
DB2 共通アプリケーション・データは以下のパスに保管されます。DB2_COMMON_APP_DATA_PATH=C:¥User¥MyCommonAppData¥
インストールの後、この変数を変更することはできません。C:¥User¥MyCommonAppData¥IBM¥DB2¥DB2COPY1¥
このキーワードを設定しない場合、Windows のデフォルトの共通アプリケーション・データ・パスを使用して DB2 共通アプリケーション・データが保持されます。- Windows オペレーティング・システムの場合: C:¥ProgramData¥
注:- DB2 アップグレード時にこのキーワードを使用して DB2 共通アプリケーション・データ・パスを変更することはできません。
- ネットワーク・ドライブの使用はサポートされていません。
- DB2_COMMON_APP_DATA_TOP_PATH パスに使用できるのは英数字のみです。
- DB2 Administration Server の設定値
- 下記の DB2 Administrator Server (DAS) 設定値を有効にするには、
対応する * を除去してください (コメント解除)。
この設定は Windows、Linux、および UNIX 環境に適用できますが、Linux または UNIX オペレーティング・システムでは、このキーワードは root インストールの場合のみ有効です。
- Linux または UNIX オペレーティング・システムの場合:
*DAS_USERNAME = dasuser *DAS_PASSWORD = dasp *DAS_GID = 100 *DAS_UID = 100 *DAS_GROUP_NAME = dasgroup *DAS_SMTP_SERVER = jsmith.torolab.ibm.com
- Windows オペレーティング・システムの場合:
パスワードを必要としない有効なユーザー名として、LOCALSYSTEM を指定することもできます。 LOCALSYSTEM ユーザー名は DB2 Enterprise Server Edition 以外のすべての製品で使用できます。*DAS_USERNAME = dasuser *DAS_DOMAIN = domain *DAS_PASSWORD = dasp *DAS_SMTP_SERVER = jsmith.torolab.ibm.com
以下のオプションは、DAS 連絡先リストの場所を指定します。 Linux または UNIX オペレーティング・システムでは、これらのオプションは root インストールの場合のみ有効です。 連絡先リストがリモート位置にある場合には、 システムに連絡先を追加する権限の付与されているユーザー名とパスワードを指定する必要があります。*DAS_CONTACT_LIST = LOCAL or REMOTE (DEFAULT = LOCAL) *DAS_CONTACT_LIST_HOSTNAME = hostname *DAS_CONTACT_LIST_USERNAME = username *DAS_CONTACT_LIST_PASSWORD = password
- Linux または UNIX オペレーティング・システムの場合:
- 特殊なインスタンスの指定
- インスタンス名ではなく、インスタンス・セクションを取ります。インスタンス・セクションは、応答ファイル内になければなりません。
- Windows オペレーティング・システムの場合:
- DEFAULT_INSTANCE - これはデフォルト・インスタンスです。
- Linux または UNIX オペレーティング・システムの場合:
- なし
- Windows オペレーティング・システムの場合:
- インスタンスの指定
- root インストールの場合、応答ファイルを使用すると、インスタンスをいくつでも必要なだけ作成できます。 インスタンスを作成するには、INSTANCE キーワードを使用してインスタンス・セクションを指定する必要があります。 接頭部として INSTANCE に指定された値を含むキーワードは、すべてそのインスタンスに属するものになります。 Windows オペレーティング・システムでは、パスワードを必要としない有効なユーザー ID として、LOCALSYSTEM を指定することもできます。 LOCALSYSTEM ユーザー ID は DB2 Enterprise Server Edition 以外のすべての製品で使用できます。
START_DURING_INSTALL キーワードで、インスタンスをインストール後に開始するかどうかを決定します。 AUTOSTART キーワードで、インスタンスをシステム・リブート後に自動開始するかどうかを決定します。 START_DURING_INSTALL を指定しない場合は、AUTOSTART によって、インスタンスをインストール後に開始するかどうかも決まります。
以下は、Windows、Linux、および UNIX オペレーティング・システムでのインスタンスの指定の例です。
既存のユーザーのインスタンスを作成する場合は、PASSWORD、UID、GID、GROUP_NAME、または HOME_DIRECTORY キーワードを指定しないでください。 ユーザーまたは fenced ユーザーを作成する場合は、上記のすべてのキーワードをdb2setup コマンドで指定する必要があります。- Linux または UNIX オペレーティング・システムの場合:
*INSTANCE=DB2_INST *DB2_INST.NAME = db2inst1 *DB2_INST.TYPE = ESE *DB2_INST.PASSWORD = PASSWORD (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.UID = 100 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.GID = 100 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.GROUP_NAME = db2grp1 (root インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.HOME_DIRECTORY = /home/db2inst1 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.SVCENAME = db2cdb2inst1 *DB2_INST.PORT_NUMBER = 50000 *DB2_INST.FCM_PORT_NUMBER = 60000 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.MAX_LOGICAL_NODES = 4 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.AUTOSTART = YES *DB2_INST.START_DURING_INSTALL = YES *DB2_INST.FENCED_USERNAME = USERNAME (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.FENCED_PASSWORD = PASSWORD *DB2_INST.FENCED_UID = 100 *DB2_INST.FENCED_GID = 100 *DB2_INST.FENCED_GROUP_NAME = db2grp1 *DB2_INST.FENCED_HOME_DIRECTORY =/home/db2inst1 *DB2_INST.CONFIGURE_TEXT_SEARCH = NO *DB2_INST.TEXT_SEARCH_HTTP_SERVICE_NAME = db2j_DB2_INSTANCE (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.TEXT_SEARCH_HTTP_PORT_NUMBER = 55000*DB2_INST.FEDERATED = YES *DB2_INST.INFORMIX_CLIENT_HOME = BLANK (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.INFORMIX_SERVER_HOME = BLANK
- 複数インスタンスを作成するには、以下のようにします。
*INSTANCE=DB2_INS2 *DB2_INS2.NAME = db2inst2 *DB2_INS2.TYPE = ESE *DB2_INS2.PASSWORD = PASSWORD (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.UID = 100 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.GID = 100 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.GROUP_NAME = db2grp1 (root インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.HOME_DIRECTORY = /home/db2inst1 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.SVCENAME = db2cdb2inst1 *DB2_INS2.PORT_NUMBER = 50000 *DB2_INS2.FCM_PORT_NUMBER = 60000 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.MAX_LOGICAL_NODES = 4 (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.AUTOSTART = YES *DB2_INS2.START_DURING_INSTALL = YES *DB2_INS2.FENCED_USERNAME = USERNAME (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.FENCED_PASSWORD = PASSWORD *DB2_INS2.FENCED_UID = 100 *DB2_INS2.FENCED_GID = 100 *DB2_INS2.FENCED_GROUP_NAME = db2grp1 *DB2_INS2.FENCED_HOME_DIRECTORY =/home/db2inst1 *DB2_INS2.CONFIGURE_TEXT_SEARCH = NO *DB2_INS2.TEXT_SEARCH_HTTP_SERVICE_NAME = db2j_DB2_INSTANCE (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INS2.TEXT_SEARCH_HTTP_PORT_NUMBER = 55000*DB2_INST.FEDERATED = YES *DB2_INST.INFORMIX_CLIENT_HOME = BLANK (ルート・インストールの場合のみ有効) *DB2_INST.INFORMIX_SERVER_HOME = BLANK
- Windows オペレーティング・システムの場合:
DEFAULT_INSTANCE = DB2_INST INSTANCE = DB2_INST DB2_INST.NAME = DB2 *DB2_INST.TYPE = ESE DB2_INST.USERNAME = username *DB2_INST.DOMAIN = domainname DB2_INST.PASSWORD = password DB2_INST.AUTOSTART = YES DB2_INST.START_DURING_INSTALL = YES *DB2_INST.MAX_LOGICAL_NODES = 4 *DB2_INST.CONFIGURE_TEXT_SEARCH = NO *DB2_INST.TEXT_SEARCH_HTTP_SERVICE_NAME = db2j_DB2_INSTANCE *DB2_INST.TEXT_SEARCH_HTTP_PORT_NUMBER = 55000
- 複数インスタンスを作成するには、以下のようにします。
*INSTANCE = DB2_INS2 *DB2_INS2.NAME = DB2_01 *DB2_INS2.TYPE = ESE *DB2_INS2.USERNAME = username *DB2_INS2.DOMAIN = domainname *DB2_INS2.PASSWORD = password *DB2_INS2.AUTOSTART = YES *DB2_INS2.START_DURING_INSTALL = YES *DB2_INS2.MAX_LOGICAL_NODES = 4 *DB2_INS2.CONFIGURE_TEXT_SEARCH = NO *DB2_INS2.TEXT_SEARCH_HTTP_SERVICE_NAME = db2j_DB2_INSTANCE *DB2_INS2.TEXT_SEARCH_HTTP_PORT_NUMBER = 55000
注: Windows オペレーティング・システムでは、2 番目以降に続くインスタンスの場合、DEFAULT_INSTANCE キーワードは指定されません。このキーワードは最初のインスタンスでのみ指定されます。 - Linux または UNIX オペレーティング・システムの場合:
- DATABASE (データベース) セクション
- これらのキーワードは、インストール・システムに、
インストール先のマシン上でデータベースを作成またはカタログさせるために使用できます。
DATABASE = DATABASE_SECTION DATABASE_SECTION.INSTANCE = db2inst1 DATABASE_SECTION.DATABASE_NAME = MYDB DATABASE_SECTION.LOCATION = LOCAL DATABASE_SECTION.ALIAS = MYDB DATABASE_SECTION.USERNAME = username DATABASE_SECTION.PASSWORD = password これらのキーワードは、カタログされている REMOTE データベース用にのみ使用されます。 DATABASE_SECTION.SYSTEM_NAME = hostname DATABASE_SECTION.SVCENAME = db2c_db2inst1
- CONTACT (連絡先) セクション
- これらのキーワードは、インストール・プロセスによって作成される連絡先セクションを (まだ存在しない場合に) 定義します。指定されたインスタンスのヘルス通知はこの連絡先に送信されます。
Linux または UNIX オペレーティング・システムでは、これらのキーワードは root インストールの場合のみ有効です。CONTACT = contact_section contact_section.NEW_CONTACT = YES contact_section.CONTACT_NAME = contact name contact_section.INSTANCE = DB2_INSTANCE contact_section.EMAIL = Email address contact_section.PAGER = NO
- DB2 インフォメーション・センター設定セクション
- DB2 文書にアクセスするためのデフォルトの場所は、IBM Web サイトです。 このセクションを編集する必要があるのは、ローカル・コンピューターまたはイントラネット・サーバーなどの異なる場所から DB2 文書にアクセスする場合だけです。 以下のオプションは、インフォメーション・センター・サーバーがインストールされているホスト名およびポート番号、およびインフォメーション・センター・サーバー・サービスにより使用されるサービス名とポート番号を指定します。
DB2_ECLIPSEIC_SVCENAME および DB2_ECLIPSEIC_PORT は、DB2 インフォメーション・センターのインストールでのみ有効です。*DB2_DOCHOST = hostname *DB2_DOCPORT = 1024-65535 *DB2_ECLIPSEIC_SVCENAME = db2icv95 *DB2_ECLIPSEIC_PORT = 51000
- 拡張セキュリティー・セクション
- Windows オペレーティング・システムのみ。 以下のキーワードは、セキュリティー・セクションを定義します。
*DB2_EXTSECURITY = YES *DB2_ADMINGROUP_NAME = DB2ADMNS *DB2_USERSGROUP_NAME = DB2USER *DB2_ADMINGROUP_DOMAIN = BLANK *DB2_USERSGROUP_DOMAIN = BLANK
- 構成なしオプション
- Windows オペレーティング・システムのみ。 このキーワードを使用すると、必須の構成だけを行って DB2 データベース製品をインストールすることができます。 DB2 インスタンスは手動で作成する必要があります。 デフォルトは NO です。
*NO_CONFIG = NO
オプションは以下のとおりです。- YES
- NO
IBM DB2 pureScale Feature インストール・キーワード
以下の応答ファイル・キーワードが DB2 pureScale Feature のインストールで使用されます。 これらのキーワードを使用する場合は、特別な考慮と相互依存関係を必要とします。 詳しくは、DB2 pureScale 環境に関する応答ファイルの考慮事項を参照してください。
- HOST
- DB2 製品のインストール先のホストを指定します。
この HOST キーワードは、応答ファイル内に複数使用できます (別個のホストごとに 1 つ)。 このキーワードは 14 文字までに制限されており、DB2 pureScale インスタンスまたは更新の必須キーワードです。 ホストの最大数は 130 です (クラスター・キャッシング・ファシリティーが 2 つとメンバーが 128)。
このキーワードはホスト・セットの ID として他のホスト・セットと区別するために使用され、キーワード HOSTNAME および CLUSTER_INTERCONNECT_NETNAME の接頭部となります。 例:
HOST = host1 host1.HOSTNAME = hostname1 host1.CLUSTER_INTERCONNECT_NETNAME = ibname1 HOST = host2 host2.HOSTNAME = hostname2 host2.CLUSTER_INTERCONNECT_NETNAME = ibname2
- HOSTNAME
- DB2 メンバーまたはクラスター・キャッシング・ファシリティーが実行される物理マシンまたは LPAR のホスト名を指定します。 このホスト名はネットワーク全体で固有のホスト名でなければならず、255 文字までに制限されています。 このキーワードは接頭部として HOST キーワード値が付けられ、DB2 pureScale インスタンスまたは更新の必須キーワードです。 別名または IP を指定した場合、名前はインスタンス作成のための正規ホスト名に変換されます。 ホスト名の形式は、長い名前 (例えば hostname1.ibm.com)、短い名前 (例えば hostname1)、あるいは IPv4 または IPv6 アドレスのいずれかにすることができます。
- CLUSTER_INTERCONNECT_NETNAME
- DB2 インスタンス内のメンバーとクラスター・キャッシング・ファシリティーの間の高速通信に使用される相互接続の IP アドレスまたはホスト名を指定します。 このキーワードは 255 文字までに制限されており、DB2 pureScale インスタンスまたは更新の必須キーワードです。 ホスト高速名の形式は、長い名前 (例えば host1.ibm.com)、短い名前 (例えば host1)、あるいは IPv4 または IPv6 アドレスのいずれかにすることができます。 指定するすべてのホストに同じ形式を使用する必要があります。
- DB2_CLUSTER_SERVICES_TIEBREAKER_DEVICE_PATH
- クラスター・サービスのタイブレーカーをセットアップするために使用される装置パスを示します。 HOST セクションで指定するホストはすべて、このパスに直接アクセスできなければなりません。 クラスター・リカバリーのために共有ディスクが必要となります。 このディスクは、少なくとも 25 MB でなければなりません。 例えば、/dev/hdisk2 などです。 ただし、このキーワードは、INSTANCE_SHARED_DEVICE_PATH キーワードと同じ値にすることはできません。
- INSTANCE_SHARED_DEVICE_PATH
- DB2 pureScale インスタンスの共有ファイルのための DB2 管理クラスター・ファイル・システムを作成するのに使用される装置パスを示します。 HOST セクションで指定するホストはすべて、このパスに直接アクセスできなければなりません。 このパスは、少なくとも 2 GB でなければなりません。 これは、最初の DB2 pureScale インスタンスの必須キーワードです。 例えば、/dev/hdisk3 などです。
- INSTANCE_SHARED_MOUNT
- 新規 General Parallel File System (GPFS™) のマウント・ポイントを指定します。 指定するパスは、既存の GPFS ファイル・システム内でネストされていない、新規で空のパスでなければなりません。
- INSTANCE_SHARED_DIR
- DB2 pureScale インスタンスの共有ファイルを保管するための既存ファイル・システムのパスを示します。 このキーワードを指定した場合、ユーザー管理ファイル・システム方式が使用され、指定した値は、すべてのホストにマウントされた GPFS タイプの既存ファイル・システムでなければなりません。 HOST セクションで指定するホストはすべて、このディレクトリーに直接アクセスできなければなりません。 このパーティションは、少なくとも 1 GB でなければなりません。 INSTANCE_SHARED_DEVICE_PATH キーワードを指定した場合か、またはグローバル・レジストリーに DEFAULT_INSTPROF レコードが存在する場合、このキーワードは無視されます。
- インスタンスの指定
- 以下は、DB2 pureScale Feature のインスタンスの指定の例です。
- AIX オペレーティング・システムの場合:
INSTANCE = db2inst1 db2inst1.NAME = db2sdin1 *db2inst1.UID = 100 db2inst1.GROUP_NAME = db2isdm1 *db2inst1.GID = 100 db2inst1.HOME_DIRECTORY = /home/db2inst1 db2inst1.PASSWORD = password db2inst1.START_DURING_INSTALL = YES db2inst1.PREFERRED_PRIMARY_CF = host1 db2inst1.PREFERRED_SECONDARY_CF = host3 db2inst1.MEMBER = host2 db2inst1.MEMBER = host4 *db2inst1.SVCENAME = db2c_db2sdin1 *db2inst1.PORT_NUMBER = 50000 *db2inst1.FCM_PORT_NUMBER = 60000 *db2inst1.MAX_LOGICAL_NODES = 1 . *db2inst1.DB2CF_PORT_NUMBER = 56001 *db2inst1.DB2CF_MGMT_PORT_NUMBER = 56000 *db2inst1.TYPE = DSF *db2inst1.AUTHENTICATION = SERVER
注:- キーワード PREFERRED_PRIMARY_CF は、セットアップするインスタンスの優先 1 次クラスター・キャッシング・ファシリティーとして指定するホストを示します。 これは、DB2 pureScale インスタンスの必須キーワードです。
- キーワード PREFERRED_SECONDARY_CF は、セットアップするインスタンスの 2 次クラスター・キャッシング・ファシリティーとして指定するホストを示します。
- キーワード MEMBER は、セットアップするインスタンスのメンバーとして指定するホストを示します。 これは、DB2 pureScale インスタンスの必須キーワードです。
- DB2CF_PORT_NUMBER および DB2CF_MGMT_PORT_NUMBER は、クラスター・キャッシング・ファシリティー用に予約されたキーワードです。 クラスター・キャッシング・ファシリティーはインスタンスを示すため、ポート名はインスタンスの名前に基づいて事前定義されます。 例えば、インスタンス名が db2sdin1 の場合、クラスター・キャッシング・ファシリティーのポートに必要な名前は、DB2CF_db2sdin1 および DB2CF_db2sdin1_MGMT_PORT_NUMBER になります。 すべての参加ホストでポート名をすべて同じにしておく必要があります。 すべての参加ホストでクラスター・キャッシング・ファシリティーの 2 つのポートが使用可能でなければなりません。 DB2CF ポート・キーワードはオプションです。 これらが指定されない場合、DB2インストーラーはすべてのホストで固有のポートを生成します。
- AIX オペレーティング・システムの場合:
db2rfe 構成ファイル用のキーワード
以下のキーワードを使用して、db2rfe 構成ファイルを作成するためのフィーチャーと設定値を選択します。
- INSTANCENAME
- 非 root インストール・コピーを所有するユーザー名を指定します。注: INSTANCENAME キーワードはコメント化しないでください。 これは必須キーワードです。
- SET_ULIMIT
- AIX 専用。 他のオペレーティング・システムの場合は、これを手動で設定する方法について、システムの資料を参照してください。 AIX では、このキーワードを YES に設定すると、db2rfe コマンドはハードおよびソフトのデータ・パラメーターを無制限に、ハードおよびソフトのファイル・サイズを無制限に、ハードおよびソフトの nofile パラメーターを 65536 に設定します。
オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- ENABLE_DB2_ACS
- AIX、Linux (AMD64/EM64T)、および Linux (Power Systems™ サーバー) 専用。
DB2 Advanced Copy Services (ACS) を使用可能にします。
デフォルト値は NO です。オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
- ENABLE_HA
- IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms を使用した高可用性のサポートを指定します。デフォルト値は NO です。オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
- ENABLE_OS_AUTHENTICATION
- データベース接続用のオペレーティング・システム認証のサポートを指定します。 デフォルト値は NO です。 オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
- RESERVE_REMOTE_CONNECTION
- リモート接続用のサービスを予約します。 デフォルト値は NO です。オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
注:- データベース・マネージャー構成パラメーター svcename に値があり、キーワード SVCENAME または SVCEPORT も構成ファイル内で提供されている場合、3 つの値はすべて一致しなければなりません。
- データベース・マネージャー構成パラメーター svcename に値があり、キーワード SVCENAME または SVCEPORT のいずれかが提供されていない場合、svcename の port_number または service_name のいずれかは、それぞれ生成された service_name または port_number と共に使用されます。
- データベース・マネージャー構成パラメーター svcename が設定されておらず、キーワード SVCENAME および SVCEPORT のどちらも指定されていない場合、デフォルトのサービス名およびポート番号が生成され、予約されます。
- SVCENAME
- キーワード RESERVE_REMOTE_CONNECTION と共に使用されます。 リモート接続のサービス名を指定します。 このキーワードは最大で 14 文字に制限されています。
- SVCEPORT
- キーワード RESERVE_REMOTE_CONNECTION と共に使用されます。 1024 から 65535 の範囲内でリモート接続のポート番号を指定します。
- RESERVE_TEXT_SEARCH_CONNECTION
- DB2 テキスト検索により使用されるポートのサービス項目を予約します。 デフォルト値は NO です。オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
- SVCENAME_TEXT_SEARCH
- キーワード RESERVE_REMOTE_CONNECTION と共に使用されます。 DB2 テキスト検索により使用されるポートのサービス項目のサービス名を指定します。 このキーワードは最大で 14 文字に制限されています。
- SVCEPORT_TEXT_SEARCH
- キーワード RESERVE_REMOTE_CONNECTION と共に使用されます。 DB2 テキスト検索により使用されるポートのサービス項目のポート番号を指定します。
以下の構成パラメーターのサマリーおよび DB2 のレジストリー変数と環境変数についての関連リンクを参照してください。
アンインストール・キーワード
以下の応答ファイルのキーワードを使用して、製品またはフィーチャーをアンインストールできます。
以下の応答ファイルのキーワードを使用して、 製品、フィーチャー、または言語をアンインストールできます。
- REMOVE_PROD
- アンインストールする DB2 データベース製品を指定します。 DB2 データベース製品を個別にアンインストールすることもできますし、 すべての DB2 データベース製品をアンインストールすることもできます。 現在 DB2 コピーに含まれるすべての製品をアンインストールするには、REMOVE_PROD=ALL を指定します。 他の DB2 コピーにある DB2 製品は影響を受けません。 Windows オペレーティング・システムでは、このキーワードを REMOVE_COMP または REMOVE_LANG と組み合わせることはできません。
- REMOVE_COMP
- アンインストールする DB2 コンポーネントを指定します。 Windows オペレーティング・システムでは、このキーワードを REMOVE_PROD と組み合わせることはできません。
- REMOVE_LANG
- アンインストールする言語を指定します。英語をアンインストールすることはできません。現在 DB2 コピーから英語を除くすべての言語をアンインストールするには、REMOVE_LANG=ALL を指定します。 DB2 コピーの最後の DB2 製品がアンインストールされるまで、英語は除去されません。 Windows オペレーティング・システムでは、このキーワードを REMOVE_PROD と組み合わせることはできません。
- REMOVE_TSAMP
- IBM Tivoli System Automation for Multiplatforms をアンインストールすることを指定します。 デフォルトは YES です。 オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
DB2 pureScale Feature を除去するとき、Tivoli SA MP が DB2 インストールの一部としてもともとインストールされていた場合は、最後の DB2 pureScale コピーの除去時にそれも自動的にアンインストールされます。 RSCT ピア・ドメインを維持するが DB2 コピーは除去する場合は、REMOVE_TSAMP=NO を指定することによって除去をスキップできます。
- REMOVE_GPFS
- IBM General Parallel File System (GPFS) をアンインストールすることを指定します。 デフォルトは YES です。 オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
DB2 pureScale Feature を除去するとき、GPFS が DB2 インストールの一部としてもともとインストールされていた場合は、最後の DB2 pureScale コピーの除去時にそれも自動的にアンインストールされます。 GPFS クラスターとそのファイル・システムを維持するが DB2 コピーは除去する場合は、REMOVE_GPFS=NO を指定することによって除去をスキップできます。
- REMOVE_DAS
- Windows オペレーティング・システムのみ。
DAS を削除するかどうかを判別します。 デフォルトは NO です。オプションは以下のとおりです。
- NO
- YES
インストール・アクションは、環境のセットアップによって異なります。- DB2 コピーが 1 つだけあり、サーバー製品が 1 つだけインストールされていて、そのサーバー製品を削除する場合、DAS はこのキーワードの値の検査なしに削除されます。
- ただ 1 つの DB2 コピーと 2 つ以上のサーバー製品がインストールされており、1 つのサーバー製品を除去する場合、このキーワードの値は検査されず、DAS は除去されません。
- 複数の DB2 コピーがある場合、このキーワードは以下の両方が真である場合にのみ確認されます。
- DAS が構成済みで、除去される DB2 コピーの下でアクティブである。 かつ、
- DB2 コピー内のすべてのサーバー製品を除去する。
このキーワードが YES に設定され、上で示された条件を満たす場合、アンインストールにより現行の DB2 コピーを除去するときに、DAS は必ず除去されます。この場合、DAS を使用する必要がある他の DB2 コピーは、DAS が除去された後、正しく機能しません。 DAS を除去する前に、dasupdt コマンドを使用して DAS を別の DB2 コピーへ移動する必要があります。
- REMOVE_INSTALL_CREATED_USERS_GROUPS
- 現在の DB2 コピー用に DB2 インストーラーによって作成されたユーザーおよびグループを削除します。 デフォルトは NO です。 オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO
- REBOOT
- Windows オペレーティング・システムのみ。 インストールまたはアンインストールが完了したらシステムを再始動するかどうかを指定します。 デフォルトは NO です。 オプションは以下のとおりです。
- YES
- NO