IBM Support

ユーザーメールルールのトラブルシューティング

技術情報(FAQs)


質問

notes.ini パラメータ「 debug_rule=1 」と「 debug_monitor=24 」を使用して、ユーザーのメールデータベースに設定したルール文書の動作内容を調査する方法を示します。

回答

下記の手順にしたがって Lotus Domino サーバー上で操作を行い、コンソールに出力された内容を調査することで、メールルールの動作を確認することができます。
1. Domino サーバーのコンソール上で以下の2つのコマンドを実行して、調査用の notes.ini パラメータを設定してください。

set config debug_rule=1
set config debug_monitor=24

【重要】上記コマンドの実行後、次の手順に進む前に 5 分間待ってください。これは、上記パラメータのうち「debug_rule=1」はすぐに反映されず、5 分おきに実行される Router タスクの設定再読み込みの際に反映される仕組みになっているためです。

【補足】上記のパラメータによるメッセージは、一部しか log.nsf に出力されません。コンソールの出力内容は、コンソールログ(データディレクトリ下 IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリの console.log ファイル)に出力させれます。
Domino 8.5.2 以下でコンソールログを有効に設定していない場合は、以下のコマンドを実行してコンソールログを有効に設定してください。

set config debug_threadid=1
set config Console_Log_Enabled=1

Domino 8.5.3 および Domino 9.0 以降のバージョンではコンソールログはデフォルトで有効になっているため、上記のコマンドは不要です。


2. テストを行う前に以下のコマンドを実行し、Router タスクを再起動します。

tell router quit
load router


3. 上記の設定を行った上でルールを設定したユーザーにメールを送信すると、以下のようなメッセージが出力されます。

[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:09.89 DebugMonitorTrace> Db=C:\Lotus\Domino\8.0.1ja\data\mail\nadmin.nsf MonitorID=EE5849F9: 2 user rule 1 has been executed.
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:09.89 DebugMonitorTrace> Db=C:\Lotus\Domino\8.0.1ja\data\mail\nadmin.nsf MonitorID=D90E3EF1: 3 user rule 2 has been executed.
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:09.89 DebugMonitorTrace> Db=C:\Lotus\Domino\8.0.1ja\data\mail\nadmin.nsf MonitorID=D90E3EF1: 3 user rule 2 action: don't accept message.
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Opening Profile NoteID: 0, FirstTime=1, HasChanged=0, error=エラーなし
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_0 not found: 文書アイテムが見つかりません。
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_1 not found: 文書アイテムが見つかりません。
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_2 not found: 文書アイテムが見つかりません。
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_3 not found: 文書アイテムが見つかりません。
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_4 read successfully
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Successfully registered mail rule filter 4, MonitorID EE5849F9: 2
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_5 read successfully
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Successfully registered mail rule filter 5, MonitorID D90E3EF1: 3
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Mail rule formula item $FilterFormula_6 read successfully
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Successfully registered mail rule filter 6, MonitorID 8622BA8A: 4
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Message 004BBA5F for CN=Notes Admin/O=801ja deleted by mail rule filter
[00BC:0005-084C] 2011/05/18 22:47:10 Router: Message 004BBA5F delivered to Notes Admin/801ja

メールデータベースにルールを作成すると、対応するデータベースモニターと呼ばれる情報がメモリ内に作成されます。実際に Router タスクによりメールルールの実行が行われる際には、このデータベースモニターが実行されています。

DebugMonitorTrace> が付いているのは「 debug_monitor=24 」によるメッセージで、データベースモニターが実行され、どのような処理が行われたかを示しています。「 user rule 1 has been executed 」はメールルールに対応するモニターが読み込まれ、条件に合うかどうか評価が行われたことを示しています。「 user rule 2 action: don't accept message. 」は実際にメールが削除されたことを示しています。同じ行にある「 MonitorID=D90E3EF1 」はデータベースモニターの番号で、メールルール 1 つにつき 1 つの番号が割り当てられています。

「 Router: Mail rule formula item $FilterFormula 」が付いているのは「 debug_rule=1 」によるメッセージで、メールルールが格納されているプロフィール文書からメールルールの式言語が読み出されたことを示しています。メールデータベースの [ ルール ] のビューでルール文書を作成すると、ルール文書に設定内容と、設定内容に沿って自動作成された式言語が格納されますが、プロフィール文書にも同じ式言語が格納されます。

「 Router: Successfully registered mail rule 」も「 debug_rule=1 」によるメッセージで、メールルールが正常に認識され、データベースモニターが作られたことを示すメッセージです。「 filter 5 」の数字部分はメールルールの番号を示しており、ルール文書内のフィールド「 OrderNum 」に設定された数字と同じになっています。「 MonitorID D90E3EF1 」は「 debug_monitor=24 」で出力されるデータベースモニターの番号と同じです。

上記のメッセージ内容を照合することで、どのメールルールでどのような処理が行われたかを確認することができます。

「 debug_monitor=24 」によるメッセージは、メールを受信するたびに出力されますが、「 debug_rule=1 」によるメッセージは、一度メールルールが読み出されると表示されなくなります。再度出力させるには、上記の手順 2 で Router タスクを再起動させてください。


4. 確認が終わったら、以下のコマンドを実行して設定したパラメータを削除してください。

set config debug_rule=
set config debug_monitor=

手順1でコンソールログを有効にした場合で、調査終了後コンソールログを無効にする場合は、以下のコマンドを実行してパラメータを削除してください。

set config debug_threadid=
set config Console_Log_Enabled=

Document information

More support for: IBM Domino
Mail Server

Software version: 8.5, 9.0

Operating system(s): Platform Independent

Software edition: All Editions

Reference #: 2014784

Modified date: 09 April 2018


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