IBM Support

複数の送信エラーレポートの Message-ID が同じ値を持ってしまう場合がある

技術情報(FAQs)


質問

IBM Domino サーバーを MTA として利用しています。外部 MTA からインターネットメールを受信したところ、該当する受信者が見つからなかったため、送信エラーレポートが複数送信されましたが、その送信エラーレポートの Message-ID が同じ値になってしまうことがあります。

原因

この問題は、問題報告番号 TSAOAJBFYC として IBM Quality Engineering に報告されています。

回答

この問題は、IBM Domino サーバーがエラーレポートを生成する際、いったんメッセージを受信したあと、エラーレポートを生成する仕様が影響して発生します。

受信者が複数指定されているメールを受信し、その宛先が存在しない場合、IBM Domino は存在しない宛先ごとに送信エラーレポートを新規に生成し、送信者にエラーレポートを返します。その際、同じタイミングでエラーレポートが生成されてしまうため、エラーレポートの Message-ID が同じ値になってしまうことがあります。

サーバー設定文書で以下のオプションを有効にすれば、SMTP プロトコル内で Domino ディレクトリや二次アドレス帳に該当ユーザーの存在を確認するようになり、メールを受信せずに拒否する動作となるため、問題を回避することができます。

[ルーター/SMTP] - [拡張と制御] - [SMTP インバウンド] タブ
「Domino ディレクトリにあるローカルドメイン受信者を確認」を「有効」に変更

文書を保存した後は、以下のコマンドで設定の反映が可能です。
> tell smtp update config

IBM Domino サーバーで作成されるメールの Message-ID は以下の要素を含んでいます。
・ メール文書の UNID
・ メールの送信時刻 (ミリ秒単位)
・ インターネットドメイン

すでに送信済みのメールを再度送信した場合、UNID が同じになってしまいますが、送信時刻が異なるため Message-ID は重複しません。しかし同時に何度も同じメールを送信するような LotusScript を作成して実行すると、送信時刻まで同じになってしまい、Message-ID が重複することが稀にあります。この問題に関しては、問題報告番号 MYAA8QFCR4 として報告されています。ただし意図的にこのような LotusScript を作成して実行しない限り、通常運用において Message-ID が重複するような事象は発生しません。

Document information

More support for: IBM Domino
Mail Server

Software version: 8.5, 9.0

Operating system(s): AIX, IBM i, Linux, Windows

Reference #: 1998420

Modified date: 07 February 2017


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