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ノンパラメトリック検定で、その後の多重比較を行う方法

Question & Answer


Question

一元配置分散分析から群間の多重比較を実行したいのですが、正規分布のデータが集められず、ノンパラメトリック検定を行うことにしました。対応するノンパラメトリック検定とその後の多重比較を、Statisticsで実行可能でしょうか。

Answer

一元配置分散分析に対応するノンパラメトリック検定は「Kruskal-Wallisの検定」となり、Statisticsで実行可能です。

その後の多重比較(Post-Hoc Test)は、元々平均値のパラメトリック検定(分散分析)に対する手法のためノンパラメトリック検定では使用できません。

しかし、SPSS Statisticsのノンパラメトリック検定では、帰無仮説を棄却出来た場合に、グループ変数の値ごとに[ペアごとの比較]が実施され、この手法でその後の多重比較の代用が出来ます。各値の順に差を検定してペアごとに有意確率を算出しますので、こちらをご利用ください。

1. メニューの[分析]→[ノンパラメトリック検定]→[独立サンプル]をクリックし、[ノンパラメトリック検定:2件以上の独立サンプル]ダイアログを設定して「Kruskal-Wallisの検定」を実行します。

2. [モデルビューア]が出力されますので、開いて右側のビューで[ペアごとの比較]を開いてください。

[{"Business Unit":{"code":"BU059","label":"IBM Software w\/o TPS"},"Product":{"code":"SSLVMB","label":"IBM SPSS Statistics"},"Component":"Statistics Desktop","Platform":[{"code":"PF025","label":"Platform Independent"}],"Version":"Not Applicable","Edition":"","Line of Business":{"code":"LOB10","label":"Data and AI"}}]

Document Information

Modified date:
16 April 2020

UID

swg21647016