IBM Support

(参考)Lotus Notes ローミングユーザーのステータスを有効または無効にするパラメータ

技術情報(FAQs)


質問

Lotus Notes/Domino 8.5.2 では、システム管理者または Lotus Notes パワーユーザーが NOTES.INI 設定の組み合わせを使用し、ローミングユーザーのステータスを無効にしたり、再び有効にすることができる機能が強化されました。これにより、低帯域幅または低速のインターネット接続環境で作業するユーザーが一時的にローミングステータスを無効にし、ターゲットの Lotus Notes アプリケーション (メール受信ボックスを含む)、ビュー、または文書に、より迅速にアクセスできるようになります。ローミングユーザーのステータスは、以降の Lotus Notes の起動時に無効のままにするか、あるいは再び有効にするのか設定できます。

回答

Lotus Notes 8.5.2 では、ローミングを無効にたり、その後で再び有効にする、次の NOTES.INI 設定が導入されました。

* DisableRoaming=0 (ローミングプロセスを無効にしない)

* DisableRoaming=1 (ローミングプロセスが無効になる)

* DisableRoaming=2 (クライアントセットアップの実行時にユーザーのローミングが無効の状態であった場合は、ローミング Lotus Domino アップグレードが試行される)

* DisableRoaming=3 (クライアントセットアップの実行時にユーザーのローミングが無効の状態であった場合は、ローミングポリシーアップグレードが試行される)


この機能強化により、次のユースケースが解決されます。

* システム管理者が既存ユーザーのローミングを有効にしたが、ローミングデータがまだサーバー上にないため、ローミング処理を求めるプロンプトをユーザーに表示したくないとき。

* システム管理者が新規ユーザーをローミングユーザーとして登録したが、ローミングセットアップを経ずにクライアントをセットアップしたいとき。

* (パワー) ユーザーがすでにマシン上でローミングを行っていて、ローミングを無効にしたいとき。

* (パワー) ユーザーがすでにローミングを行っているが (ローミングデータがサーバー上にある)、新規マシンでの Lotus Notes クライアントのセットアップ時にローミングセットアップを無効にしたいとき。

* (パワー) ユーザーがローミングユーザーとしてセットアップされたが、NOTES.INI ファイルで「DisableRoaming=1」を指定して Lotus Notes クライアントの設定を完了したとき。ローミングを再度有効化するため、ローミングの有効化を求めるプロンプトを表示します。

* すでにマシン上でローミングを行っていているユーザーが、「DisableRoaming=1」によって非ローミングユーザーにダウングレードするとき。ユーザー自身またはシステム管理者が「DisableRoaming=0」を設定しない限り、ローミングへのアップグレードを求めるプロンプトはユーザーに表示されません。


「DisableRoaming=1」を設定するとどうなるか

Lotus Notes ローミングユーザーとして有効になっているユーザーが、後から「DisableRoaming=1」を NOTES.INI ファイルに追加して Lotus Notes を再起動すると、ローミングが次のように無効になります。

* すでにローミングユーザーステータスにアップグレードしている場合は、次のことが発生します。

Java 設定がローミングされず、roamingdata.nsf の起動時の複製も実行されません。
-- 起動時に、ローミングデータが復元されない。
-- シャットダウン時に、ローミングデータが収集されない。

複製ページで、ローミング対応 Notes データベースの複製が無効になります。
-- ローミングフォルダのすべての項目が、チェックされていない状態で表示される。
-- ローミングフォルダ内のデータベース、および/またはローミングフォルダで選択された項目が、複製が選択されている場合でも複製されない。

複製後のローミングデータの再同期が無効になります。これには、次のものが含まれます。
-- ワークスペースのローミング
-- NOTES.INI 設定のローミング
-- ユーザーディレクトリ
-- Notes.id

Lotus Notes クライアントの起動時に、ユーザーは非ローミングユーザーとして扱われます。

ローミングデータのクリーンアップ処理が行われます (Lotus Notes マルチユーザーインストールのみ)。

* ローミングユーザーとして有効になっていないユーザーが「DisableRoaming=1」を NOTES.INI ファイルに追加すると、Lotus Notes の再起動時に次のメッセージが表示されます。

"You will not be prompted for upgrade to roaming user status on the first machine (if you do not have roaming files on the server)."
「最初のマシンで、ユーザーはローミングユーザーステータスにアップグレードするよう求められません (ローミングファイルがサーバー上にない場合)」

* システム管理者がユーザーをローミングから非ローミングにダウングレードした場合、ユーザーのローミングが設定されている可能性があるどのローミングクライアントも非ローミングにダウングレードされません。


「DisableRoaming=2」または「DisableRoaming=3」を設定するとどうなるか

クライアントセットアップ時に「DisableRoaming=1」(ローミングセットアップなし) がすでに設定されている場合は、「DisableRoaming=2」または「DisableRoaming=3」のいずれかを設定して Lotus Notes を再起動すると、ローミングへのアップグレードを求めるプロンプトがトリガーされます。これは、既存のローミングデータが含まれるマシンでローミングを有効にしたときに発生する動作と似ています。具体的に、設定は次の通りです。

* 「DisableRoaming=2」を設定すると、Lotus Domino ローミングが再び有効になります。

* 「DisableRoaming=3」を設定すると、ポリシーローミング (ファイルサーバーベースのローミング) が再び有効になります。

メモ:「=n」を省略して「DisableRoaming」を指定すると、「DisableRoaming=0」と解釈されます。


ローミングが無効な状態と実行ユーザー (システム管理者またはパワーユーザー)


実行ユーザー別の RoamingDisabled の設定を下表に示します。

システム管理者 - Lotus Domino システム管理者またはシステム管理スクリプトエージェントを表します。
パワーエンドユーザー - 平均的なエンドユーザーやローミングユーザーではない「パワーユーザー」を表します。

RoamingDisabled=状態
実行ユーザー
Lotus Notes クライアントはセットアップされているか
クライアントはローミングか
説明
1
システム管理者
いいえ
いいえ
Lotus Notes クライアントのセットアップ時に、ローミング用の設定をしません。

メモ: 低速な接続でユーザーのローミングを有効にしないことは可能です。ローミングが無効な状態で Lotus Notes をインストールした後、「RoamingDisabled =2」または「RoamingDisabled=3」を使用してローミングの有効化を開始できます。
0
システム管理者
いいえ
いいえ
デフォルトの状態です。クライアントは、通常のローミングセットアップタスクを実行します。
2
システム管理者
はい
いいえ
Lotus Domino ローミングの再有効化を試みます。
3
システム管理者
はい
いいえ
ポリシーローミングの再有効化を試みます。
1
パワーユーザー/システム管理者
はい
はい
パワーユーザーは、一時的に無効な状態であることがわかります。
0
パワーユーザー/システム管理者
はい
デフォルトの状態です。



補足情報




関連文書

(英文)「Disabling and re-enabling Notes roaming user status on the fly」(Technote #1424754)


この文書は、米国 IBM 社の資料を翻訳した参考文書です。日本語環境での検証は行っておりませんのでご注意ください。翻訳元の文書は、補足情報のリンクよりご参照ください。


    Historical Number

    734568

Document information

More support for: IBM Notes

Software version: 8.5.2

Operating system(s): Windows

Reference #: 1465692

Modified date: 26 December 2010


Translate this page: