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メール転送ルールを使用して送信した SMTP メールの MAIL FROM の値が空白になる

技術情報(FAQs)


質問

ルールによるメール転送を行うため、サーバー設定文書の [ルーター/SMTP] - [制限と制御] - [配信制御] で「メール転送ルールを使用」を有効にしてあります。この設定により、各ユーザーが設定したルールによるメール転送が実現可能となりますが、送信された SMTP メールの MAIL FROM の値が空白となります。

回答

メールルールの [次にコピーを送信] アクションを使用して外部インターネットユーザーにメールを転送した場合、MAIL FROM の値は空白になります。これは、もしも転送先にてエラーが発生したときメール・ループが発生することを防ぐための仕様です。
IBM Domino 8.0 以降では、サーバー設定文書の [ルーター/SMTP] - [制限と制御] - [配信制御] タブの [転送メールのリバースパス] フィールドにてこの設定を変更することができます。

この設定を変更することにより、送信メールの Reverse-path (SMTPOriginator) フィールドへの値の設定方法を変えることができます。Reverse-path (SMTPOriginator) フィールドは、メールルールの [次にコピーを送信] アクションより転送されたメールの MAIL FROM の値に使用されます。

設定値について
[リバースパスを NULL に設定]: デフォルト値です。SMTPOriginator フィールド に NULL が設定されます。

[既存の値を保存]: SMTPOriginator フィールドに元のメールの送信者のアドレスがそのまま引き継がれます。送信エラーレポートは元のメッセージ送信者に送られます。

[受信者のインターネットアドレスを使用]: SMTPOriginator フィールドに元のメールの受信者のアドレスが設定されます(これを設定すると、メールループが発生する可能性があることに注意してください)。

[送信不能な返信アドレスを作成]: SMTPOriginator フィールドに、元のメールの受信者のアドレスの前に "nobounce" という文字列が追加されて設定されます。そのため、送信エラーレポートは元のメッセージ送信者には送られません。


なお、 notes.ini ファイルに以下のパラメータを設定することでも、同様に動作を変更することができます。このパラメータが設定されている場合、サーバー設定文書の [転送メールのリバースパス] フィールド設定よりも優先されます。

RouterUserRuleForwardReversePath=n
n は 0 から 3 までの設定値です。

設定値について
0: [リバースパスを NULL に設定]
1: [既存の値を保存]
2: [受信者のインターネットアドレスを使用]
3: [送信不能な返信アドレスを作成]

IBM Domino コンソール上で、以下のように set config コマンドを使用し設定してください (タスクの再起動や IBM Domino サーバーの再起動は必要なく、動的に反映可能です)。

SET CONFIG RouterUserRuleForwardReversePath=1

Historical Number

731344

Document information

More support for: IBM Domino
Mail Server

Software version: 6.0, 6.5, 7.0, 8.0, 8.5, 9.0

Operating system(s): AIX, IBM i, Linux, Solaris, Windows

Reference #: 1463429

Modified date: 07 March 2015