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WAS V7/V8 サポート終了 およびWAS V8.5同梱のJava 6/7のサポート終了について

予防サービス計画


概要

WebSphere Application Server(以下、WAS) V7/V8 のサポート終了とWAS V8.5.xに同梱されるJava 6/7のサポート終了が後述のスケジュールで予定されています。

本文


【概要】
WebSphere Application Server(以下、WAS) V7/V8 のサポート終了とWAS V8.5.xに同梱されるJava 6/7のサポート終了が後述のスケジュールで予定されています。
WAS V7/V8 のサポート終了が2018/04/30、WAS V8.5.xに同梱されるJava 6のサポート終了が2018/04/30、WAS V8.5.xに同梱されるJava 7のサポート終了が2019/09/30となります。
Java 6 からJava 7 あるいはJava 8 に移行するには、それらのJavaバージョンをサポートするWASが必要であり、LibertyランタイムおよびWAS traditional V8.5/V9から選択することができます。


【対象ソフトウェア】

対象製品:
- WebSphere Application Server

対象プラットフォーム:
- 分散系プラットフォーム (z/OS以外)


【移行対応】

以下の通り、お使いのWAS/Javaのバージョンにより移行対応は異なります。

WAS V8 以前のバージョンをお使いの場合

WAS traditionalのV8.5あるいはV9に移行するのが最も容易ですが、次世代プラットフォームへの移行を考える機会でもあります。WASには様々な利用形態があります。多くのお客様から好評を得ているLibertyランタイムへ移行すれば、柔軟な構成で軽量かつコンポーザブルなランタイムによる価値を得ることができます。

WASの移行に伴い、WAS上で稼働するアプリケーションの移行に関しても確認が必要です。
IBM WebSphere Application Server Migration Toolkit は、アプリケーションのソースあるいはバイナリーのスキャンによって、WASやJavaのバージョン間での相違(動作変更)に伴う問題を見つけて修正を促すツールです。

Migration Toolkitダウンロードリンク先
https://www.ibm.com/developerworks/websphere/downloads/migtoolkit/

WebSphere Application Server V9.0へのマイグレーションガイド - WAS traditional編
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was9_twas_migration/

WebSphere Application Server V9.0へのマイグレーションガイド - WAS Liberty編
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was9_liberty_migration/


WAS V8.5 でJava 6/7 をお使いの場合

WAS V9へ移行する場合は、「WAS V8 以前のバージョンをお使いの場合」の項目を参照ください。WAS traditional V8.5やLibertyランタイムでJava 6/7 を使っている場合、継続したサポートを受けるためには現在の構成からJavaのバージョンを更新する必要があります。
また、ごく少ないとは言えバージョン間の非互換に該当する箇所が無いか、アプリケーションをスキャンすることをお勧めします。

前提条件の確認

Java 8/7.1の前提OSは、WAS V8.5.5の前提OSと一部異なります。古いOSバージョンが一部サポートされません。
(Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5, SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 10, Solaris 10, Windows Server 2008, Windows Server 2008 R2など)
下記のリンクで、Java8/7.1の前提OSをご確認ください。

IBM WebSphere SDK Java Technology Edition 8.0 Minimum Supported Operating Systems
https://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27045339

IBM WebSphere SDK Java Technology Edition 7.1 Minimum Supported Operating Systems
https://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27042161

更新のステップは、以下の通りです。

1. 移行先のJavaのバージョンをサポートする フィックス・パックの適用
2. Javaの更新
3. Migration Toolkit を使用したJavaのバージョン相違による要変更箇所の検出 (このステップは上記のインストレーションと並行して独立に行うことが可能)

各ステップの詳細な手順は、以下の通りです。

1. 移行先のJavaのバージョンをサポートする フィックス・パックの適用

WAS traditional V8.5でJava 8をサポートするには、少なくとも8.5.5.9またはそれ以降のフィックス・パックが必要であり、Java 7.1であれば8.5.5.2またはそれ以降のフィックス・パックが必要であり、Java 7.0であればV8.5.0.0からサポートされています。
フィックス・パックはIBM Fix Centralからダウンロードしてインストールするか、あるいはonline repositoriesからアップデートを検索し、インストールします。
インストール手順の詳細は、Installing and uninstalling interim fixes and fix packsをご参照ください。

Libertyランタイムでは、Java 8 をサポートするにはV8.5.5.5またはそれ以降のフィックス・パック が必要であり、Java 7.1であればV8.5.5.2またはそれ以降のフィックス・パックが必要です。同梱されているJavaの更新方法は、Libertyのインストール方法に依存します。
LibertyランタイムとJavaをIBM Installation Managerを使用して合わせてインストールしている場合、IBM Installation Managerを使用して、Libertyのフィックス・パック・レベルの更新、Javaのインストールを行います。
LibertyランタイムとJavaをIBM Installation Managerを使用せず、jarやzip展開により別個にインストールしている場合、該当のフィックス・パック・レベルのLibertyを別途インストールします。



2. Javaの更新

<WAS traditionalの場合>

WAS traditional V8.5はWebSphere Java SDKのみをサポートします。このSDKは、Libertyランタイム用のWebSphere Java SDKともWAS V9.0用の新しい共通のIBM Java SDKとも異なります。

WAS V8.5.5.9以降の場合、下記手順にてJava 8 をインストールすることができます。
SDK Java Technology Edition Version 8.0のインストールとアンインストール

a. Installation Manager GUIで、File > Referenceを選択して、次のリポジトリを追加します:
http://www.ibm.com/software/repositorymanager/com.ibm.websphere.IBMJAVA.v80

また、online repositoiesを使用できない場合は、IBM Fix Central からSDK Java Technology Edition Version 8.0をダウンロードします。

b. Installをクリックして、 IBM WebSphere SDK Java Technology Edition (Optional)を選択し、GUIの表示に従ってSDKをV8.5環境にインストールします。

下記手順にて、managesdk commandを使用してそれぞれのプロファイルが使用するSDKを変更します。

a. managesdk.bat|sh -listAvailable を実行して、新しいJava SDKが使用可能であることを確認し、以降のためにSDK名(例えば、1.8_64)をメモします。
b. managesdk -setCommandDefault -sdkname 1.8_64 を実行して、新しいSDKをコマンドのデフォルトに設定します。
c. managesdk -setNewProfileDefault -sdkname 1.8_64 を実行して、新規で作成するプロファイルのデフォルトを、新しいSDKに設定します。
d. managesdk -enableProfileAll -sdkname 1.8_64 -enableServers を実行して、既存のプロファイルが新しいSDKを使用するように変更します。

同様にJava 7 あるいはJava 7.1 のインストール方法につきましては、下記情報をご参照ください。

IBM WebSphere SDK Java Technology Edition Version 7.0 or 7.1のインストール方法
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSAW57_8.5.5/com.ibm.websphere.installation.nd.doc/ae/tins_installation_jdk7_gui.html

<Libertyランタイムの場合>

Libertyランタイムでは、標準準拠の任意のJavaランタイム環境(JRE)またはJava SDKで稼動することができます。WAS traditionalと異なり、IBMが提供するJavaを使用する必要はありません。

IBM Javaを使用する場合、共通のIBM Java SDK(例えば IBM SDK, Java Technology Edition, Version 8)等をインストールすることになります。
これらのSDKに関しては、従来のWebSphere Java SDKのようにWebSphere フィックス・パックのスケジュールには依存せず、より早くセキュリティ更新を入手することができ、IBM Java 8 SDKはWAS traditional V9.0でも利用されています。

下記手順のいずれかにて、Java 8 をインストールすることができます。

  • LibertyランタイムとIBM Java 8をJava EE 7 Web Profile ZIPファイルからインストールします。
  • Installation Managerを使って共通のIBM Java SDKのいずれかをインストールします。
注意点としてはInstallation Managerを使ってIBM Java SDKをインストールするには、Libertyランタイム(あるいはWAS traditional V9.0)も Installation Managerを使ってインストールする必要があるという点です。
  • 別個にダウンロードしたJava SDKをインストールして、JAVA_HOME変数で新しいJava SDKを指し示します。
1. 新しいJREあるいはJava SDKをインストールします。例えば、 IBM SDK, Java Technology Edition, Version 8をダウンロードしてインストールします。
2. JAVA_HOME変数を設定してLibertyが使用するJavaのレベルを変更します。
例えば、Linuxの場合はコマンドで環境変数を設定する必要があります。

# export JAVA_HOME = 新規Javaのインストール先のJREディレクトリ


3. Migration Toolkit を使用したJavaのバージョン相違による要変更箇所の検出

Javaの相違による非互換を検出するために、 WebSphere migration toolkit、Ecliepseベースの source scannerとコマンド・ライン・ベースの binary scannerを使ってアプリケーションをスキャンすることができます。Java APIの相違の多くは微妙なもので、アプリケーションの変更が必要になることは稀ですが、テスト実施中は意識していた方が良いと考えられます。Eclipseを利用する開発者は、source scannerを使うことで migration toolkitの機能を開発環境で活用できます。binary scannerを使えば仮にEclipseを使用していない場合やソースコードを持ち合わせていない場合でも、即座にアプリケーションをスキャンできます。いずれのツールを使用しても、現在使用中のJavaのバージョンと移行先のJavaのバージョンとを指定して、生じるアプリケーションの相違をスキャンすることができます。

Javaのバージョンだけの移行であれば、source scannerとコマンドラインのbinary scannerのいずれを使用してもJavaのバージョン間の相違点をスキャンできます。

コマンドラインであれば、次のように簡単な1行のコマンドです:

C:\wamt>java -jar binaryAppScanner.jar .\myApp.ear --analyze --sourceJava=ibm6 --targetJava=ibm8 --sourceAppServer=was855 --targetAppServerr=was855


WAS ND V8.5 でEdgeコンポーネントをお使いの場合

WAS ND V8.5のEdgeコンポーネントは、内部でJava 6を使用して稼働しています。Load Balancer for IPv4 and IPv6、または、AIXプラットフォームのLoad Balancer for IPv4をご利用の場合は、8.5.5.11以上のFixPackを適用することで、JavaがJava 8にアップグレードされます。https advisor使用時の注意や、WASアプリケーション・サーバーと同様の前提OSバージョン、一部Javaのアップグレードは行われないプラットフォームもありますので、詳細は下記を参照ください。

Edge Components java upgrade
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21994040


【参考情報】

WebSphere Application Server コミュニティ 「Java SE6のサポートが終了: 移行先は?」
https://www.ibm.com/developerworks/community/wikis/home?lang=en#!/wiki/W3142f890ea04_4b2b_b746_ac9e833c537e/page/Java%20SE6%E3%81%AE%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E3%81%8C%E7%B5%82%E4%BA%86%EF%BC%9A%20%E7%A7%BB%E8%A1%8C%E5%85%88%E3%81%AF%EF%BC%9F

WebSphere Application Server V9.0へのマイグレーションガイド - WAS traditional編 -
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was9_twas_migration/

WebSphere Application Server V9.0へのマイグレーションガイド - WAS Liberty編 -
http://www.ibm.com/developerworks/jp/websphere/library/was/was9_liberty_migration/

Java SE 7 and JDK 7 Compatibility
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/compatibility-417013.html

Compatibility Guide for JDK 8
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/8-compatibility-guide-2156366.html?cm_mc_uid=49593844653914773958538&cm_mc_sid_50200000=1481760812



更新履歴:
(2017/08/09) 前提条件の確認とEdgeコンポーネントに関する内容を追記

Historical Number

1B3E3C870C51BED44925809100287066

別名・略称

対象システム:WebSphere Application Server

Document information

More support for: WebSphere Application Server

Software version: 7.0, 7.0.0.1, 7.0.0.3, 7.0.0.5, 7.0.0.7, 7.0.0.9, 7.0.0.11, 7.0.0.13, 7.0.0.15, 7.0.0.17, 7.0.0.19, 7.0.0.21, 7.0.0.23, 7.0.0.25, 7.0.0.27, 7.0.0.29, 7.0.0.31, 7.0.0.33, 7.0.0.35, 7.0.0.37, 7.0.0.39, 7.0.0.41, 7.0.1.0, 7.0.2.0, 7.0.3.0, 7.0.4.0, 8.0, 8.0.0.1, 8.0.0.2, 8.0.0.3, 8.0.0.4, 8.0.0.5, 8.0.0.6, 8.0.0.7, 8.0.0.8, 8.0.0.9, 8.0.0.10, 8.0.0.11, 8.0.0.12, 8.5, 8.5.0.1, 8.5.0.2, 8.5.5, 8.5.5.1, 8.5.5.2, 8.5.5.3, 8.5.5.4, 8.5.5.5, 8.5.5.6, 8.5.5.7, 8.5.5.8, 8.5.5.9, 8.5.5.10

Operating system(s): AIX, IBM i, Linux, Windows, z/OS

Reference #: J1013265

Modified date: 28 December 2016


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