IBM Support

(参考) Lotus Domino サーバーをアップグレードする基本ステップ

技術情報(FAQs)


質問

Lotus Domino サーバーを最新のリリースにアップグレードする基本ステップは、どのような方法ですか。

回答


メモ: 以下の手順を実行する前に、データディレクトリ全体のバックアップに加え、ID ファイル (server.id、admin.id、および cert.id) とサーバーの notes.ini ファイルをバックアップしてください。

Lotus Domino サーバーをアップグレードする基本ステップを以下に示します。

Windows での Lotus Domino のアップグレード

ステップ I

1. Lotus Domino サーバーをシャットダウンします。

2. コマンドプロンプトを開きます ([スタート] - [ファイル名を指定して実行] を選択し、「cmd」と入力して Enter キーを押します)。

3. Lotus Domino サーバーがインストールされているフォルダ (通常は、nserver.exe が存在するディレクトリ) に移動します。

4. アップグレード前に、このディレクトリにあるシステムデータベース (names.nsf と admin4.nsf) にメンテナンスコマンドを実行します。

以下に示すように、コマンドプロンプトで、Lotus Domino サーバーのタスク名の前に文字 "n" を付けてサーバーコマンドを入力します。

    Fixup:
    x:\Lotus\Domino\nfixup names.nsf -F
    x:\Lotus\Domino\nfixup admin4.nsf -F

    トランザクションログを使用している場合は、次のように -J スイッチを使用します。
    x:\Lotus\ Domino\nfixup names.nsf -J
    x:\Lotus\Domino\nfixup admin4.nsf -J

    Compact:
    x:\Lotus\Domino\ncompact names.nsf -c
    x:\Lotus\Domino\ncompact admin4.nsf -c

    トランザクションログを使用している場合は、次のようにオプションを -c -i に変更します。
    x:\Lotus\Domino\ncompact names.nsf -c -i
    x:\Lotus\Domino\ncompact admin4.nsf -c -i

    Updall:
    x:\Lotus\Domino\nupdall names.nsf -R
    x:\Lotus\Domino\nupdall admin4.nsf -R

    トランザクションログを使用している場合は、次のようにオプションを -R -X に変更します。
    x:\Lotus\Domino\nupdall names.nsf -R -X
    x:\Lotus\Domino\nupdall admin4.nsf -R -X

ステップ II

1. Lotus Domino 8.5.x のインストーラを実行し、画面に表示されるインストールの説明に従います (メモ: 既にインストールされているサーバーの Domino プログラムパスとデータディレクトリパスが使用されます)。

2. インストールが成功したら Windows サービスに移動し、"Lotus Domino Server" サービスを [手動] に設定します。この設定は、後で [自動] に変更します。

3. Windows サーバーを再起動します。

4. OS が完全に再起動したことを確認したら、再び Windows サービスに移動し、"Lotus Domino Server" サービスを [自動] に変更します。

5. デスクトップ上のアイコンをダブルクリックして Lotus Domino サーバーを起動します。サーバーを開始する際、サービスとして開始するか、アプリケーションとして開始するかを選択できます。

6. アップグレードしたサーバーがシステム管理サーバーの場合は、サーバーの起動時に次のメッセージによって確認を求められます。
    Domino ディレクトリの設計をアップグレードしますか? この更新により標準フォームとビューはテンプレートのものと同じになります (はい/いいえ)

7. 「 はい」を選択すると、names.nsf の設計が最新の 8.5.x テンプレートで更新されます。

これで、Lotus Domino サーバーのアップグレードが完了します。


AIX / Linux / Sun Solaris での Lotus Domino のアップグレード

ステップ I

1. Lotus Domino サーバーをシャットダウンします。

2. 新規の putty セッション/ telnet セッションを Solaris / AIX / Linux ボックスで開き、 notes ユーザーでログインします。

3. Lotus Domino データディレクトリが存在するフォルダに移動します。例を以下に示します。
    データディレクトリ = /home/test/851data/
    プログラムディレクトリ = /home/test/notes851/lotus/bin/

4. データディレクトリで以下のコマンドを入力して、アップグレード前にシステムデータベース (names.nsf と admin4.nsf) に次のメンテナンスを実行します。
    Fixup:
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/fixup -F names.nsf
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/fixup -F admin4.nsf

    トランザクションログを使用している場合は、次のように -J スイッチを使用します。
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/fixup -J names.nsf
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/fixup -J admin4.nsf

    Compact:
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/compact -c names.nsf
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/compact -c admin4.nsf

    トランザクションログを使用している場合は、次のようにオプションを -c -i に変更します。
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/compact -c -i names.nsf
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/compact -c -i admin4.nsf

    Updall:
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/updall -R names.nsf
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/updall -R admin4.nsf

    トランザクションログを使用している場合は、次のようにオプションを -R -X に変更します。
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/updall -R -X names.nsf
    $ /home/test/notes851/lotus/bin/updall -R -X admin4.nsf

ステップ II

1. root ユーザーでログインし、「 tar -xvf 85xinstaller.tar」コマンドを発行して Lotus Domino 8.5.x インストーラを untar します。< 85xinstaller.tar> は、Lotus Domino インストーラの tar ファイルの名前です。

インストールファイルは、Lotus Domino のインストール先の OS プラットフォーム名を反映したサブディレクトリに抽出されます。
    AIX -> aix
    Linux -> linux
    Solaris -> sol

2. 「 cd」コマンドを使用して、Lotus Domino インストーラの抽出で作成されたディレクトリへ移動します。たとえば、「cd aix」と入力します。

3. 以下に示す 2 つのシェルコマンドを使用して、次の環境変数を設定します。
    NUI_NOTESDIR=<path_to_lotus>
    export NUI_NOTESDIR
    <path_to_lotus> は、インストールでアップグレードするサーバーの 'lotus' ディレクトリへのフルパスです。

例を示します。
    NUI_NOTESDIR=/opt/ibm/lotus
    export NUI_NOTESDIR

4. 次のシェルコマンドを使用して、インストールスクリプトを実行します。
    ./install
    メモ: このコマンドは、ピリオド ( . )、スラッシュ ( / )、'install' という単語の順で構成されており、スペースは含まれません。

5. インストールプログラムによってプロンプト表示されるインストールの指示に従います。

6. インストールが成功したら notes ユーザーに切り替え、Lotus Domino サーバーを起動します。
    /home/test/851data>/home/test/notes851/lotus/bin/server

7. アップグレードしたサーバーがシステム管理サーバーの場合は、サーバーの起動時に次のメッセージによって確認を求められます。
    Domino ディレクトリの設計をアップグレードしますか? この更新により標準フォームとビューはテンプレートのものと同じになります (はい/いいえ)

8. 「 はい」を選択すると、names.nsf の設計が最新の 8.5.x テンプレートで更新されます。

これで、Lotus Domino サーバーのアップグレードが完了します。


関連文書

原文:
(英文)「Basics steps to upgrade the Domino server」(Technote #1472991)

「(参考)アップグレード手引書 : Lotus Notes/Domino 8.5.x へのアップグレード」(Technote #1462918)


この文書は、米国 IBM 社の資料を翻訳した参考文書です。日本語環境での検証は行っておりませんのでご注意ください。翻訳元の文書は、関連文書のリンクよりご参照ください。

Document information

More support for: IBM Domino
Deployment

Software version: 8.0, 8.5

Operating system(s): AIX, Linux, Solaris, Windows

Reference #: 1509430

Modified date: 21 August 2011