IBM z/OS バージョン 2 リリース 3 の機能拡張

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ハイライト

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IBM z/OS® V2.3 オペレーティング・システムは、必要とされるハイ・スケーラブルで非常に安全な次世代型インフラストラクチャーを構築するためのイノベーションを提供します。 z/OS V2.3 は、ビジネス・チャンスに即時に対応できるようにするインフラストラクチャーをオンプレミスまたはオフプレミス、もしくは as-a-service プロビジョニングで提供するためのパフォーマンス、可用性、スケール、入出力サポート、およびセキュリティーを実現します。

この z/OS V2.3 の発表では、以下をサポートするための新機能について説明します。

  • ユーザー鍵共通リクエスター
  • OpenSSH CPACF
  • NFS サーバー: 暗号化
  • IBM® z/OSMF
  • RMF™


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概要

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ユーザー鍵共通リクエスターの更新

ユーザー鍵共通ストレージの作成者を識別するための新しい診断機能が提供されました。これにより、ソフトウェア発表レター JP17-0306 で以前に発表されたサポート終了の起こりうる影響の軽減のために行われる実装がシンプルになります。仮想ストレージがユーザー鍵 (鍵 8 から 15) にあるようにするその仮想ストレージの共通域の割り振り、取得、および変更は、 z/OS V2.3 以降はサポートされません。

  • 新しいヘルス・チェック、SLIP トラップ・サポート、および SMF ユーザー鍵共通使用報告が、 z/OS V2.1 以降で使用可能です。
  • ユーザー鍵共通ストレージが使用されるかどうかを検出するために、VSM ヘルス・チェック ZOSMIGV2R3_NEXT_VSM_USERKEYCOMM が導入されました。
  • ユーザー鍵共通ストレージのユーザーを特定するために、SMF タイプ 30 レコードの Storage and Paging セクションに新しいフィールドが導入されました。
  • ユーザー鍵共通ストレージ使用の位置を検出し、特定するために、SLIP トラップで使用するための新しいエントリー・ポイント IARXLUK4 が導入されました。

詳しくは、APAR OA53355 を参照してください。

OpenSSH CPACF サポート

IBM z/OS OpenSSH における新しいサポートでは、Central Processor Assist for Cryptographic Functions (CPACF) 命令を使用する Integrated Cryptographic Service Facility (ICSF) を呼び出すのではなく、CPACF 命令が存在する場合はこれを直接使用して対称暗号と MAC アルゴリズムを実装します。ICSF を回避し、CPACF 命令を直接呼び出すと、パフォーマンスが向上します。 z/OS V2.2 および z/OS V2.3 では、このサポートは、APAR OA54299 の PTF を適用して提供されます。IBM z/OS OpenSSH で FIPS 140-2 仕様に引き続き対応したいお客様は、ICSF の使用を引き続き選択する必要があります。

NFS サーバー: 暗号化サポート

z/OS NFS サーバーの機能拡張により、リモート・ユーザーは暗号化された順次拡張フォーマット・データ・セットのデータにアクセスできるようになりました。このサポートは、昨年導入された z/OS データ・セットに対するポリシー対応の拡張データ保護を補完するものであり、 z/OS V2.1、 z/OS V2.2、および z/OS V2.3 (APAR OA53223 の PTF 適用) で使用可能になります。

テープ・サポートの終了

IBM は、2018 年 7 月 1 日に、磁気テープでの z/OS プラットフォーム製品およびサービスの提供を終了する予定です。これは、ソフトウェア発表レター JP17-0104 の開発意向表明に沿ったものです。 IBM は、製品およびサービスをインターネット経由でダウンロードすることをお勧めします。ただし、物理メディアが必要な場合は、製品およびサービスを DVD でも入手可能です。

z/OSMF の機能拡張

z/OS V2.3 z/OSMF は以下にリストされている多数の新機能で強化され、 z/OS V2.2 z/OSMF は、 z/OS V2.3 z/OSMF 向けに以前に発表された一部の機能で更新されています。

z/OS V2.3 には以下の新機能が追加されました。

  • z/OSMF サーバーでは、APAR PI92213 により z/OSMF 開始プロシージャーのバージョンが互換性があるかどうかを判別できます。
  • z/OS データ・セットおよびファイル REST サービスは、APAR PI91339 によって機能拡張され、以下のものをサポートします。
    • ディレクトリー・ツリー探索とリスト/検索のための結果のフィルタリング
    • データ・セットの編集時にコンテンツを置き換えるための正規表現の使用
    • マルチボリューム・データ・セットをリストするためにすべてのボリューム名の表示
    • データ・セットの作成時に「dsntype」の指定

    APAR PI91339 は、 z/OS V2.2 用の PTF も備えています。

  • z/OSMF は、Liberty 17.0.0.3 を使用するようにアップグレードされました。
  • z/OSMF を使用すると、ユーザーは APAR PI88651 で z/OSMF Angel Name をカスタマイズできます。
  • z/OSMF Workflows タスクは、並行ステップのワークフローをサポートします。並行ステップ・ワークフローの 1 つ以上の自動化ステップは並行して実行できます。

以下の z/OS V2.3 z/OSMF 機能も、APAR PI91120 でバージョン 2.2 にロールバックされます。

  • 新しい z/OS Operator Consoles タスクで、ユーザーは z/OS コンソール・スタイルのシステム・メッセージの処理、システム・コマンドの発行、メッセージのフィルタリングと検索などを実行できます。
  • Workflows タスクは、リモート・シスプレックスにおけるワークフローの実行をサポートします。
  • ユーザーは z/OSMF Settings カテゴリーの下にある新しい General Settings タスクを使用して、z/OSMF 診断データを収集し、z/OSMF ヘッダー、フッター、およびロゴを z/OSMF パネルからカスタマイズすることができます。
  • E メール・アドレスを通知の受信側として指定することをサポートするように、REST 通知サービスの機能が強化されました。
  • Firefox ESR 52 および Microsoft™ Edge のサポートが追加されました。

RMF の機能拡張

SMF 74 サブタイプ 1 Device Activity レコード、SMF 74 サブタイプ 5 Cache Activity レコード、SMF 74 サブタイプ 8 ESS Activity レコード、および SMF 74 サブタイプ 9 PCIE Activity レコードで IBM zHyperLink 関連パフォーマンス測定を収集するために、 RMF サポートが提供されます。これらの測定は、それぞれ RMF Postprocessor Device Activity レポート、Cache Activity レポート、ESS Activity レポート、PCIE Activity レポート、 RMF Monitor III PCIE Activity レポートで報告されます。このサポートは、 z/OS V2.3 (RMF APAR OA53411 の PTF 適用)、ならびに z/OS V2.1 および z/OS V2.2 (RMF APAR OA50755 および OA53411 の PTF 適用) で提供されます。



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参照情報

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  • ソフトウェア発表レター JP17-0306 (z/OS V2.3)
  • ハードウェア発表レター JG17-0065 (z14)


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AP ディストリビューション

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Country/Region Announced
AP IOT
ASEAN * あり
India/South Asia ** あり
Australia あり
香港 あり
Macao SAR of the PRC あり
Mongolia あり
New Zealand あり
People's Republic of China あり
South Korea あり
Taiwan あり
Japan IOT
Japan あり

*ブルネイ・ダルサラーム、カンボジア、インドネシア、ラオス人民民主共和国、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、東ティモール、およびベトナム

**バングラデシュ、ブータン、インド、モルジブ、ネパール、およびスリランカ

商標

RMF は、世界の多くの国における International Business Machines Corporation の商標です。

z/OS、IBM、System z および PartnerWorld は、世界の多くの国で登録された International Business Machines Corporation の商標です。

Microsoft は、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

その他の会社名、製品名、およびサービス名は、それぞれの会社の商標またはサービス・マークです。

ご利用条件

お客様の国で発表されて入手可能な IBM の製品およびサービスは、その時点で有効な適用可能な標準契約書、条項、条件、および料金に基づいて発注できます。 IBM は、この発表をいつでも予告なしに変更または撤回する権利を保有します。この発表は情報提供のみを目的としています。追加のご利用条件については、以下の Web サイトをご覧ください。

ご利用条件

この製品発表レターは、IBM Corporation が発表した時点での製品発表レターの抄訳です。

IBM 製品に関する最新情報については、 IBM 担当員または販売店にお問い合わせいただくか、 IBM Worldwide Contacts ページをご覧ください。

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